育休を終えてついに復職となると、いろんな不安がありますよね。
子供の保育園のこと、自分の仕事のブランクのこと、旦那との家事分担のこと…などなど。
その中でも
そもそも正社員として働き続けることができるだろうか?
という心配は、ワーママの大きなテーマでしょう。
妻であり母であり社会人。三足のわらじを履くことに不安を感じ、正社員からパートになろうか考えるママもいると思います。でも、実際パートに変えるってどうなんだろう…?
私は産後、正社員として復帰した後にパートに切り替えました。
結論から言うと、私はパートにして良かったです!!
もちろん、良いことずくめではありませんが、パートに変えたことで、それまで悩んでいた色んなことが解決しました。
ここでは
- 正社員からパートになるまでの過程
- その体験から感じた、パートになることのメリットとデメリット
についてご紹介します。
自分のキャリアのこと、子供のこと、家計のこと、いろいろ考えて悩ましい日々を送っているママに、気楽に読んでもらえたらと思います(^_^)
産後に正社員からパートになるのってどうなの?
正社員からパートに変えようかな、と思うママは、こんなことが心配なんじゃないでしょうか。
- 育休取ったのに、結局辞めるんかい!と職場の人に思われる
- 世帯収入が下がる
- パートの仕事にやりがいをもてるか心配
正社員の待遇って最強ですからね。
特に二人目を考えている人は、産休と育休、その間の手当のことを考えると、正社員でいることにこだわるのは当然です。
しかも(よっぽどの資格を持っていれば別ですが)、子供を産んでから正社員として再就職するのは、狭き門です。
それでも、私は復職後に正社員を辞めてパートになりました。
辞めた理由はただ一つ。
本当に本当に毎日が辛かったから!
次の章で私の体験談をご紹介しますね。
育休明けに正社員からパートになった私の体験談
厳しい上司と、甘い考えだった私
私の仕事は立ち仕事で体力勝負なところがあります。寿退社や妊娠して退職する女性社員は、多い方だと思います。
つまり、育休明けの社員がいることが、まだ当たり前じゃない会社だったのです。
それでも、育児中の「時短勤務制度」はあったので、それを利用して復職しました。
復職して最初の上司は、
「子供が熱出したから休むって、毎回そうするつもり?あなたに周りは振り回されなきゃいけないの?」
という考えの人でした。
正直、私は「会社の転勤で両方の実家が頼れないところに住んでるわけだし(旦那も同業者)、育児中の制度があるのにそこは加味してくれないの?代勤を探すことも許されないの?」と思っていました。
今考えれば甘いな〜と思います。
でもブランクのある仕事に、育児に、その当時は奮闘していて、上司の言葉がとてもキツかったです。
復職したてで子供が熱を出すことはよくありました。
病児保育室の登録を何箇所にも増やし、何がなんでも休んじゃいけない、と自分に課しました。
旦那の仕事は当時とても忙しく、相談はできてもほとんど頼りにできなかったので、孤独でしたよ(TT)
それでも仕事は楽しい!
仕事自体はやりがいがあったし、好きでした。
育児中って、自分の成長や評価ってすごく縁遠いものに感じませんか?
仕事では、それがちゃんと目に見える形で返ってくるんです!
熱中していたんですね。家に仕事を持ち帰って、子供が寝てから深夜までやったこともありました。
休みが少なくなっても全然オッケーって感じで、働いていました。
優先順位がわからなくなってくる
ある朝、子供が熱を出しました。
何がなんでも仕事を休まない、を自分に課していた私は、最初にこう思ったのです。
「全く、なんで、また熱だすんだよ!?」
ハッとしました。
具合が悪そうな我が子に真っ先にこんなこと思うか?そんな母親に私なりたかった?
自分で自分にゾッとしました。
こんなこともありました。
朝起きるとアレルギーの発作で、子供の体が全身真っ赤に腫れていました。
救急医療相談に電話し、すぐ救急車を呼ぶよう指示を受け、そのまま救急車で病院へ。
救急車の中で、職場に連絡を入れました。
「こういう理由で、出勤時間に間に合いません」と。
お昼前には診察を終え、自宅で様子を見てください、というところまで落ち着きました。
とは言え、まだ息子の体は蕁麻疹があちこち現れては消え、を繰り返していました。
私は「今日は休ませて欲しい」と伝えるために、上司に連絡しました。
ところが、私の口からでたのは「子どもは落ち着いたので、今から仕事に行きます」という言葉。
この時から、自分の中の優先順位がわからなくなってきました。
はっきりわかっていたのは、私がなりたいのはこんな母親じゃない、ということでした。
正写真からパートに切り替える
その後も色々あり、パートに切り替えたいと強く思うようになりました。
主な理由は以下の4点です。
- 私の優先順位は子ども、家庭、仕事の順だとはっきり意識した
- このまま正社員を続けていけば、確実に自分のことが嫌いになる
- 時間的に余裕を持たせて、子供のアレルギー治療にもっと専念したい
- 激務な旦那と激務な妻では、家庭が成り立たない
それでも、辞めることは逃げることだと思っていたので、旦那に話した時は悔しさで泣いてしまいました。
それまでも弱音を吐くことはありましたが、旦那はいつも「もう少しだけやってみよう」と励ましてくれました。
そんな旦那が、このときばかりは「辞めていいよ。」と言ってくれました。
思い立ったら早い私なので、その翌月には退職。
正社員を辞めるときの周りの反応は様々でしたが、辞める間際の私は余程死にそうな顔をしていたんでしょう(笑)
「少しゆっくりしな」という優しい反応が多かったように思います。
仕事自体は好きだったので、同じ会社の違う支店ですぐにパート職に就きました。
前の職場からは少し離れたところです。なんとなく気まずかったので…。
パート先の支店には、独身時代お世話になった同僚がいたので、色々と相談しやすかった点も、そこに決めた理由でした。
パートになってから
良かったこと
- 時間的にも気持ち的にも余裕ができ、毎日が楽しくなった
- そのせいなのか、単に丈夫になっただけなのか?子どもが熱を出さなくなった
- 子どものアレルギー治療を進めることができた
- 不妊治療にも取り組むことができた
- 仕事がもっと好きになった
- 家族三人で過ごせる休日をもてるようになった
悪かったこと
- やっぱり家計は少し厳しくなった
- 正社員だったら任せてもらえた仕事が、任せてもらえなくなった
私は、パートになって良かったことの方が多かったです。
仕事も、育児も、妻としても、バランスのとれた生活が送れるようになったからだと思います。
育休明けにパート希望をする方たちに伝えたいこと
私の体験談から、パートに切り替えるメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット
- 子どもと向き合える時間が増える
- 時間や出勤日数をある程度自分で決められるので、働きやすい
- 部署の異動や転勤はない
デメリット
- 給料や待遇の面ではガクンと下がる
- 二人目を妊娠しても産休育休は取れない
- 任せてもらえる仕事が減る
パートでもやりがいは感じられる?
正社員として働いているママが、パートを意識し出したときに、給与面と同じくらい気になるのがこの点ではないでしょうか。
結論から言いますと、私は、感じられました。
もともとやっていた仕事だったので、新人さんの教育を任せてもらえることがありました。
また、社員がいない時間の責任者もやりました。
正社員のときのような大きな仕事はできませんでしたが、小さな日常の仕事でも責任感を持ってやることで、やりがいを見つけられましたよ(^_^)
結局、自分次第です!
まとめ
ここまで、私の体験談とともに、
正社員からパートに切り替えて感じたメリット・デメリットをご紹介しました。
私の周りには正社員として頑張っているママはたくさんいます。
とても尊敬しているし、ああなりたかったな、と思うこともあります。
だけど、私はパートにしたことで得るものはたくさんありました(^_^)
何より、自分らしく働くことができたと思っています。
自分や子供の将来に関わってくると思うと、慎重に決めざるを得ませんが、どの道を選んでも自分次第できっと上手くいきます。
あなたらしく働ける方法が見つけられますように!