では、免除を希望する方は理由をお願いします。
役員決めの会で、この言葉を聞くのが怖い人は多いと思います。
- くじで当たったら、何と言えばいいの?
- 理由をみんなの前で言わされたら?
- 断ったら、あとで何か言われない?
前の日から気が重くて、当日の朝は胃のあたりがずーんとしますよね(T_T)
当日うまく話せなくても、それだけで自分を責めなくて大丈夫です!
会場でうまく切り返せるかどうかで、勝負は決まりません。
くじの結果は変えられなくても、引き受け方の条件と理由をどこまで言うかは自分で決められるからです。
この記事では、当たった時の確認事項と、理由を聞かれた時の言い方を、実際の例と一緒に見ていきます!
先に言っておくと、これは「役員から逃げ切る方法」ではありません。自分を守りながら引き受ける言い方と、言える範囲で断る言い方をまとめています。
PTA役員決めの会では何が起きてる?
くじの瞬間に泣いた人・叫んだ人
役員決めでは、思い詰めて泣いてしまう人が出ることもあります。
こういうこともあると知っておけば、当日いきなり驚かずに済むかもしれません。
くじ引きで委員長が決まった瞬間、当たった人が「いや〜!!」と本気で叫んだ会がありました!
じゃんけんで負けて委員長になり、「絶望的に落ち込んで食事も喉を通らないくらい…」と書いている人もいます。
くじで当たったのに拒み続けて、最後は泣き出してしまった人の話もあります。
そして、泣いて拒んだ話には続きがあります。
泣くほど断りたい人がいても、その場では決め方そのものを見直す話にはならず、断りきれなかった別の人が引き受けることになりました。
先に決めるのは2つだけ
ママ友と1対1なら、会話で返せます。
でも役員決めの場では、みんなが見ている中で答えなければいけません。
なので、うまい返しを1つ覚えるより、自分がどうするかを先に決めておくほうが大事です!
- 当たったら
まず集まりの回数など活動の中身を確認します。すぐ引き受けられない事情があるなら、正直に伝えて大丈夫。 - 理由を聞かれたら
どこまで話すかを先に決めておきます。その場で考えると、言わなくていいことまで話してしまうからです。
この2点だけメモしておけば、急に聞かれた時も少し答えやすくなります。
くじで当たった時はどう返す?
当たった時に最初に言うこと
くじやじゃんけんで当たってしまった時は、すぐに返事をする前に活動内容を確認します。
◯◯さん、当たりです!お願いしますね
たとえば、こう答えます。
引き受ける返事と一緒に、負担の中身を聞きます。
会が終わると質問できる相手がいなくなって、次の集まりまで分からないままになるからです。
詳しく聞かれることもあります。
詳しいことは、あとの引き継ぎで説明しますね!
そう言われたら、日程だけ確認しておきます。
平日の昼に出られないなど、無理な曜日がある時も、この時に言っておきます。
あとから言うより、決まった瞬間に言うほうが、聞いてもらいやすいからです。
くじに外れた時はどうする?
外れた瞬間、ほっとした声が出そうになります。
「くじ引き、ハズレ。役員、まぬがれました!!!」と、その日の気持ちをそのままSNSで書いている人がいるくらいです。
ただ、その気持ちは、声には出さないほうがいいです。
当たった人が、すぐ近くに座っているかもしれないからです。
くじ引きの日に行けなかったら?
その場にいなくても決まることがあります
オンラインの保護者会で、音声が切れて退出していた間にくじが行われ、本人がいないまま委員に選ばれてしまった人がいます。
「引き受けるなんてひとことも言っていない」と学校に伝えましたが、結局引き受けることになりました。
欠席者も選考の対象になる学校があります。
心配なら、事前に自分の学校の決め方を確認しておくと安心です。
あとから電話で連絡が来た時も、返しは同じです。
立候補される方がいなかったので、お願いできますか?
電話でも、答え方は同じです。
その場で決められない時は、持ち帰って返事ができるか聞いてみてもよさそうです。
電話は会場と違って、いったん切って考える時間を作れるので。
みんなの前で理由を聞かれた時は?
まず個別に伝えたいと言ってみる
学校によっては、免除してほしい人が理由をみんなの前で説明して、そのたびに周りが判断する会があります。
テレビ局の取材では「免除の儀式」と呼ばれていて、その場で固まってしまうお母さんの様子が伝えられていました。
できない方は、理由をみんなの前でお話しください!
個別に、というのはこういう言い方です。
事情は話すけれど、みんなの前ではなく個別に聞いてほしい、と伝えます。
理由が無いのではなく、この場で言う内容ではない、と伝えたいからです。
その場で、さらに理由を聞かれることがあります。
理由を言ってもらわないと、皆さんが納得しないので
この場合も、答え方は変えません。
言っても通らないことはあります
正直に書いておきます。
はっきり伝えても、通らなかった実例もあります。
さっきのオンライン保護者会の人は、学校に直接伝えても選ばれた結果は変わりませんでした。
「費用は全部自分が持つので、代わりの人に出席をお願いしたい」と提案して、その場で断られた人もいます。
その場でうまく話せなかったとしても、自分を責めなくて大丈夫です。
その場で結論を出せない時は、いったん持ち帰って相談できないか聞いてみてもいいと思います。
断るのが難しそうなら、無理なくできる役割や時間帯がないか相談する方法もあります。
条件の話に切り替えるなら、こんな一言です。
希望が通るとは限りませんが、全部を断れなくても、曜日や分担を相談する意味はあります。
実際にその場で止めた人がいます
この「みんなの前で言わせる時間」を、その場の発言で止めた人がいます。
小学校の懇談会で、免除を希望するお母さんが固まってしまった時、1人のお父さんがこう言いました。
「ちょっと待ってもらえますか、それをここで言う必要があるんですかね」
続けて、みんなの前で事情を言わせるのはプライバシーの問題になるのではないですか、と場に問いかけました。
役員さんは「そう思います。でも理由を言わないと、周りの方が納得しない」と返しました。
それでもお父さんが「もうやめにしませんか?」と続けると、役員さんは「分かりました」と答え、その時間はなくなりました。
これはテレビ局が取材した、実際にあった話です。
弁護士さんの助言ではなく、あくまで、この会でこう言った人がいて、この会では通った、という1つの実例です。
同じように言える人ばかりではありませんが、「ここで話す必要がありますか」と疑問を口にした人もいました。
質問のかたちなら、言い出しやすくなることはあります。
ただ、場の空気によっては反発されることもあります。
PTA役員決めのあとはどう見られる?
免除されたあとにも続きがあります
免除が通ったら終わり、と思いたいところですが、続きがあります。
役員をやらないまま卒業しそうな人は、「役員をやってないなら、やってから卒業しなよ」と陰で言われていました。
低学年のうちに軽い係を済ませた人も、「ズルくて引く」と言われています。
「やってない人はやっぱり標的にはなる」と書いている人もいました。
ここまで読むと、嫌になってしまいますよね(T_T)
でも、お伝えしたいのは「だから引き受けましょう」ではありません。
きちんと事情を伝えても、何か言う人はいます。
周りの見方まで、全部こちらで変えられるわけではありません。
そのうえで、もし言えるなら、「いつならできるか」を一緒に伝えておくやり方があります。
来年できるか分からないなら、今ここで約束する必要はありません!
アンケート用紙で決める学校なら、自由に書けるところが使えます。
丸を付ける項目に当てはまらなくても、事情と「いつならできるか」を書いた人の実例があります。
会の前に書面で伝えておくと、当日その場で説明させられる場面を減らせるからです。
引き受けた人はどう思っていた?
一方で、実際にやってみたら思っていたより負担が少なかった、という人もいました(^^)
- 「去年、下っぱの役員やったけど、特に何も不満なかった。普段話さない人と話せたのも楽しかった」
- 「案ずるより産むが易し。やってみたら楽しかったよ〜」
くじで会長に当たった人が、「声の大きい人が逃げ切るより、くじのほうが公平」と受け止めていた話もあります。
全員がこうなるとは限りません。
役割や学校によって負担は違いますが、事前に想像していたより無理なくできた人や、曜日や分担を相談できた人もいます。
PTA役員決めの日の朝に思い出すこと
役員決めの会は、うまく返せた人が勝つ場所ではありません。
決めるのはくじで、自分が決めるのは条件と伝え方だけです。
当たったら、集まりの回数と曜日を確認します。
理由を聞かれたら、「この場では控えます」と伝えます。
さらに聞かれても、無理に答えず、個別に話したいと繰り返して大丈夫です。
免除が難しいと言われてもすぐに結論を出さず、持ち帰って相談できるか、別の方法がないかを確認してみます。
行きたくない気持ちが消えなくても、それは変じゃありません。
当日は、話せる事情の範囲と、確認したい条件をメモして持っていくと、少し安心です(^^)
