働くママならいつ仕事復帰するかで迷ったことがあるのではないでしょうか。
私もそうでした。
特に、私の場合は産休育休をとる社員自体が初めてのことだったので、私も会社側も手探り状態。
幸いなことに上司が働くママ、ワーママで自分も産休育休で悩んだ経験があったため、私の良いようにと色々考慮して頂けました。
その結果、私は「半育休」という働き方を選択しました。
その時はそんな言葉があることは知らなかったのですが、自分と子供に無理のない働き方を考えていくうちに、そのやり方にたどり着きました。
そして、無理なく復帰できただけではなく、半年で働きだしたにも関わらず、1人目は完母で育てられました!
でも金銭面については、「ちょっと失敗しちゃったなぁ…」という苦い経験が・・・(^^;)
現在2人目を出産してから1人目の時と同様に「半育休」で復帰しているんですが、1回目の失敗を活かして「損しないよう」に調整する予定です!
ここでは「仕事復帰」で悩んでいるあなたに、「半育休」という復帰の仕方について、そのやり方や失敗談、さらに私が感じたメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
仕事も育児も頑張るあなたの参考になれば嬉しいです(^^)
半育休を取得するための条件って厳しいの?
半育休とは簡単にいうと、「育児休業給付金がもらえる範囲で働いて、給料も育児休業給付金ももらっちゃおう!」という制度です。
国が制度として正式に認めている訳ではないんですが、育児休業期間中、一定時間までなら働いても育児休業給付金は継続して給付されます。
具体的に半育休をとれる条件は、
- 雇用保険に通算して1年以上入っていること
- 子供を保育園に入れていないこと
- 働いた日数が月に10日以内もしくは80時間以内であること
- 給料が休業開始前の8割以下であること
つまり、フルタイムで復帰するよりも短時間から復帰でき、もらえるお金も当然増える!
通常、育児休業期間中の半年間は、休業開始前の賃金の67%支給され、その後50%と減額されますが、半育休の場合は「給料と併せて80%」まで得ることができます。
詳しくはこちらで確認してください
会社が短時間勤務を許してくれさえすれば、簡単に半育休を選択できるわけです。
また育児休業給付金は、産まれた子供が1歳になるまでもらえます。
1人目の育休の時、私は「早くちゃんと復帰しなきゃ!」という思いから、子供が9ヶ月くらいの時にほぼフルタイムで復帰しました。当然、給料も就業時間も規定を超えたので育児休業給付金は打ち切られてしまいました。
後でそのことを上司が知り、
「もったいない!時間調整してくれて良かったのにー」
と言ってくれました。(良かったんかい!笑)
なので今回はその失敗を活かして、子供が1歳になるまで半育休で働く予定です。
取得条件についての注意点
半育休の取得条件で、「働いた日数が月に10日以内もしくは80時間以内であること」を挙げましたが、厚生労働省が育児休業期間中に認めている就労は、「臨時・一時的」なものです。
つまり、1日4時間を決まった曜日、時間に20日働いた場合は「復帰」とみなされて、育児休業給付金が打ち切られてしまう可能性があるということです。
ただ、「臨時・一時的」な就労であるかどうかは会社側と従業員が判断するものなので、労使の認識が同じであれば、ほぼ問題無いとする社労士さんの見解もあります。
詳しくはこちらで確認してください
幸いなことに、私の地域では決まった時間と曜日に短時間で勤務しても復帰とはみなされず、育児休業給付金は継続して支給されたのですが、気がかりな場合は、一度管轄のハローワーク等に問い合わせてみて下さいね。
半育休の申請方法と働いてみた感想
次に、半育休をどうやって会社に打診したのか、その後の働き方等、私の体験談を紹介しますね(^^)
半育休をとりたいなら会社に相談を
先にも説明したように、半育休は制度としてあるわけではなく、一定の時間と給与までで働くのなら誰でもとれます。
つまり、重要になってくるのが会社側との話し合い。
「月4時間だけ?そんな短い時間じゃ仕事にならないよー。」
と却下されてしまえばそこまでです。
私の場合は、直属の上司が短時間勤務を提案してくれたので、それをさらに上の上司に打診した結果、短時間勤務での了承を得ることができました。
短時間勤務で1番迷惑をかけるのって、同じ仕事をしている同僚や上司ですよね。
だから、その人達の了解を得られれば、会社側は短時間勤務を了承してくれやすくなります。
言い方は悪いですが、しばらくの間はあなたが居なくても仕事は回っていたんですから、短時間勤務で慣らしていく事に反対する人は少ないと思いますよ(^^)
半育休での働き方(私の場合)
私の場合は、まず昼から2時間で働き始めました。
朝は私も会社もバタバタしているので、仕事にならないだろうという上司の判断でした。
そんな重役出勤!(笑)と思いましたが、子供の夜泣き等もあったので昼からで本当に良かったです。
働いている間、子供は実母に預けて見てもらっていました。
そして、実母がもう少し長くても大丈夫と言うので、すぐに3時間に時間を延ばし、慣れてきた頃に4時間まで延ばしました。
完母で子供を育てていたため、胸が張るんじゃないかと言う事が1番心配でした。
乳腺炎も1度やっていたので尚更(^^;)
しかし、この時子供は6ヶ月。
早めの復帰を見込んでいたので、5ヶ月から離乳食を始めていました。
そうした事もあって、授乳間隔も空いてきた頃でした。
それに何より、徐々に時間を延ばしていったため、体もそれに段々慣れていき、「胸が張って辛い!」ということは無かったです。
人間の適応能力ってすごい。
そして、私も子供も徐々にお互いが居ない生活に慣れていき、仕事的にも無理なく復帰することができました。
ただ、すごいおばあちゃん子にはなりましたけどね(笑)
半育休を選択するメリットデメリット
これまで見てきたように半育休のメリットとしては
- 浦島太郎にならない
- 育休中よりももらえるお金は増える
- 無理なく復帰できる
と言うことでした。
反対にデメリットとしては
- 短時間なので、会社に対して多少の申し訳なさが残る
- 子供の細かな成長を見逃してしまう
以前フルタイムで働いていたところをとても短い時間の制約付きで働いているので、周りが忙しそうでも時間になると帰らなければいけません。
もちろん、残業もできない…。
会社からの了解を得てしていることなのですが、やっぱり自分の都合で半育休をとっていたので、そういう時は申し訳なさを感じました。
また、1歳にならない子の成長の速さって1日1日がもの凄いです!
離れて過ごすことでそれを見逃してしまい、おばあちゃんから「こんなことしてた!」って言うのを聞かされてました。
1人目ということもあって、全部見たかったし、ママが何でも知っておきたかったのでその点は残念でした(T.T)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は半育休で復帰して良かったと思っています。
1人目は早めの復帰に不安と寂しさもありましたが、2人目の今は仕事の方が良い息抜きになっちゃってます(笑)
半育休をとるには会社との話し合いが必要になってきますが、無理なく復帰したいなら打診する価値アリですよ。
あなたと子供にとって良い仕事復帰の仕方が見つかりますように。