子供が学校の休み時間に一人で遊んでいると聞くと、なんだか心配になりますよね。
友達がいないんじゃ!?
もしかして仲間外れにされている!?
って親としては気が気じゃないですよね( ; ; )
私は以前、小学校の先生をしていましたが、休み時間に一人で過ごしている子は数人いました。
だけど、だからといって友達と友達関係に問題があったわけではありません。
大切なのは、子供の意思!
子供が、好きで一人で遊んでいるのなら、な〜んの問題もありません(^ ^)
それにね、一人遊びって、悪いことばかりじゃないんですよ。
むしろ、メリットもたくさんあるんです( ^ω^ )
そこで今回は、一人遊びのメリットとデメリットについてお話ししていきたいと思います。
きっと、そんなに心配することなかったんだって、安心できますよ(^^)
小学生で友達と遊ばない我が子が心配!
子供が友達と一緒に遊べるようになるのは、5歳頃。
小学生にもなると、「一緒に遊ぼう」と言ったり言われたりしながら仲良く遊ぶ姿がよく見られます。
私が小学校の先生をしていた時も、クラスの大部分の子は、休み時間になると友達と外で遊んでました。
だけど、必ず2〜3人は教室に残るんですよね。
しかも3人が3人とも、本を読んだり絵を描いたりと、一人遊びに没頭しているんです。
私も初めは心配しましたね〜。
もしかしてケンカした!?
自分から遊ぼうって言えないのかな!?
なんてね^^;
「みんなと外で遊んできたら?」
「先生と一緒にみんなと遊ばない?」
って声をかけてみたけど効果ナシ‥。
だけど後々、私の心配は全く見当外れだったんだなって反省することになります(^^;;
友達と遊ばないまま二年生に!なぜなの!?
大人は、「友達と遊ばずに一人遊びをするなんてどうして!?」って思っちゃいますよね。
私、聞いてみたんです。
「なんでみんなと遊ばないの?」って(笑)
「私は本を読むのが好きだから、休み時間は本を読みたいの」
って言われて、この子は一人で遊ぶことを苦痛に思っていないんだって気づいたんです。
ココがポイント→「子供は友達とワイワイ遊ぶもの」というのは、大人の固定観念!!
一人で遊ぶのが好きというのは、その子の個性の一つです。
私は「一人遊びする子=可哀想、助けてあげなきゃ」って思ってたことを恥ずかしく思いましたね(^_^;)
友達と遊ぶより、一人で遊ぶほうが楽しいと思ってるから、一人で遊んでるって、当たり前のことですよね(笑)
子供一人一人、好きな遊びは違うんですから。
子供が本当は友達と遊びたいと思っている場合もあります。 その場合、すぐに先生に相談してください。 家庭では、「一緒に遊ぼう」という練習をしてあげるといいですよ。
小学生で友達と遊びに行かない子供は将来どうなる?
マイナスのイメージが強い一人遊びですが、メリットもたくさんあるんです!
一人で遊ぶことのメリットとデメリットについておはなししていきますね。
一人遊びのメリット
一人でも行動できる子になる
あなたは一人で考えて一人で行動することってできますか?
誰かの考えや助けがあった方が心強いし、誰かに頼らないとできないことも多いですよね。
だけど、自分の意思で一人遊びをしている子は、自分で考えて自分で行動しています。
これって、とてもすごいことだと思いませんか?
周りに流されず、はっきりとした自分の意思を持ち、行動できるなんて羨ましいです。
脳が活性化する
集団で遊ぶ時って、「みんなが鬼ごっこするっていうから、鬼ごっこしとくか〜」ってことが結構ありますよね。
だけど、一人遊びは違います。
コレがしたい!と思って子供は遊んでいます。
本人が、楽しいと思ってする遊びって、とっても大切!
自分で考えて自由に行動する、しかも自分の興味のあることなので集中もする!
これが、めちゃくちゃ脳を活性化してくれるんです。
一人遊びのデメリット
一人遊びのデメリットは、コミュニケーション能力が育ちにくいこと。
子供って、まだまだ社会性が育ってる途中です。
友達と遊ぶことを通して、何かをやり遂げたりケンカしたりすることで学んでいきます。
だけど、一人遊びをしている子は、集団から離れて自分のしたいことをしているので、友達と意見をぶつかり合わせる機会がありません。
友達の気持ちを考えたりする力も他の子に比べたら弱いかもしれませんね。
コミュニケーション能力が弱いのは今だけ! 学年が上がって友達と遊ぶようになれば、自然と備わりますから安心してくださいね。
一人遊びの多い子の将来
一人遊びばっかりしてると、このままずっと一人で過ごすことになるんじゃないかって心配になるかもしれません。
一人遊びが好きで一人で過ごしている子は、必ず将来友達と遊ぶようになります。
今は一人で本を読むのが好きだったとしても、ず〜っと本を読むのが一番好きとは限りませんよね。
いずれ友達と遊ぶほうが楽しくなる日が来ますよ( ^ω^ )
私の教え子にも、3年生くらいまで一人で遊んでたけど、4年生から急にみんなと遊びだしたって子がいました。
まとめ
「みんなちがって、みんないい。」
これは、私の大好きな詩人、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」という詩の中の言葉です。
大人って、ついつい「子供のためには〜」とか、「普通は〜」とかで子供のことを見ちゃいますよね。
だけど、本当は本を読みたいのに、無理やり友達と遊ぶっていうのも変な感じがしませんか?
みんなちがって、みんないいんです。
一人遊びはお子さんの個性だと思って、受け入れてあげてくださいね。