働くママの一番の悩みと言えば『保育所問題!』
『待機児童問題』が叫ばれ、改善はされてきたもののまだまだ頭を悩ませるママも多いのでは?
「認可保育所がいいのに入れない!」
「近所の保育園は人気が高い!」
「駅チカ保育園が倍率高すぎ!!」
第一希望の園に入れないことも多いため、どこかで妥協が必要になります。
預け先がどうしても見つからない、あるいは今空いている保育所には預けたくない!
でも、仕事もしなければいけない…
そんな時に、最終手段として考えるのが『実家に預ける』という選択肢です。
誰もが一度は頭をよぎるけれど、実行に移せるのはごくごく少数!
そんな『実家に預けて働くママ』と『孫を預かることになった姑』双方の立場から実態を探っていきましょう♪
実家に子供を預けっぱなしにしてる人ってどんな理由があるの?
ケース①
パートだから保育園に入れない!
子供を保育園に入れるには、ある程度の条件をクリアしていないといけません。
両親の就業時間、正社員かどうか、祖父母には預けられないのか…。
諸々の条件が厳しい家庭ほど、希望する園に入りやすくなります。
旦那さんが正社員でフルタイム勤務だとしても、ママがパートという場合は希望する園に入るのは難しい場合も。
希望を出しても希望者多数の場合、第1〜第3希望のどこの園にも入れないケースも。
その辺りの保育園事情は自治体によって差が激しいです(汗)
ケース②
医師、教師など、急な休みが取りづらいお仕事!
ママが小学校の教師、医師など、急な休みが取りづらい仕事をしている場合!
普段は保育園に預けているけど、困るのは子供の体調が悪いとき…。
どうしても休めない場合は、臨時で実家に預けることがあるそうです。
これは、働くママなら誰もが通る道かもしれませんね。
ケース③
時間が不規則なお仕事!
看護師や介護のお仕事、マスコミ関係など、夜勤があったり勤務時間が不規則なお仕事をしていると、保育時間外になってしまうため保育園に預けられない場合があります。
私の知人で、パパは救急隊員、ママが看護師という夫婦がいました。
夫婦ともに、勤務時間は不規則!
特に旦那さんは業務が多忙で、育児への参加はほとんどできないようです。
ママは総合病院の看護師なので、病院併設の保育所があります。24時間保育なので夜勤の場合も受け付けてくれますが、子供がかわいそうだからと、夜勤の場合は実家に一晩預けていると聞きました。
ケース④
パパ、ママが病気療養中、ひとり親家庭など、仕事と家庭の両立が困難な場合!
夫婦揃って健康で、バリバリ働ける家庭なら、なんだかんだ二人でどうにかできるケースも少なくありません。
しかし一方が病気、あるいはひとり親家庭など、一人に家事・育児・仕事等すべての負担がのしかかる場合は、実家にヘルプを求めるのが普通でしょう。
この場合、全面的な理解とバックアップが必要になることもありますので、子守だけに留まらないケースも。
子供を預けて仕事をしてる嫁に対する姑の本音とは?
実例①
期間限定!テレビ局職員の娘から孫を預かる!
預かることになった経緯
里帰り出産した30代のママ。
ママの職場復帰後、パパが仕事で単身赴任をすることになり、保育園だけでは対応できないことになり実家に預けることに。
子供(当時:1歳3ヶ月)は3歳になったら幼稚園に入園させるので、1歳3ヶ月〜3歳6ヶ月までの期間限定でママとともに実家に同居!
ママが仕事に行っている間は、全面的に面倒をみてもらうことに。
預かることになった人
定年を迎えたばかりの、60代夫婦。
ともに教師として定年まで勤務。
長女の初孫だったので、受け入れには積極的♪
おばあちゃんは、地域で子育てボランティアに参加するなど、地域の子育て推進にも尽力!
実際に預かって
授乳期は過ぎていたけど…とにかく大変!
離乳食はママが用意しておいてくれたけど、おむつかえ、寝かしつけ、日中のお世話は60代にはキツイ(汗)
家事もあるから、旦那(おじいちゃん)にも手伝ってもらって、フル回転でした!
それでも、私達は娘(ママ)が帰ってきたらママに子供を託せるけど…
ママは疲れて帰ってきてもしっかり子供の世話をしてた。
ママはすごいね〜(笑)
実例②
ママは看護師!夜勤の日、趣味のバスケの日は実家に預ける!
預かることになった経緯
ママは看護師、パパは救急隊員という不規則勤務夫婦。
パパは多忙のため、育児への参加はほぼ不可能。ママは仕事のほかに、長年打ち込んできたバスケが生きがいでやめられない!
月に2回の夜勤の日と毎週末のバスケの練習日のみ、実家で預かることに!
子供が生後1ヶ月から、週に2〜3日のペースで預かっている。
預かることになった人
60代の夫婦。孫2人が2ヶ月違いで産まれ、おじいちゃん&おばあちゃんデビュー。
おじいちゃんは、食品の卸売経営の自営業。おばあちゃんは、元教師で現在は中学校の図書館司書のパート勤務。
実際に預かって…
長女(ママ)は、バスケバカだから、孫が生まれてすぐにバスケを再開した。
その時から、生後1ヶ月ちょっとの孫を預かるようになったけど…
大変なんてもんじゃない!
試合で丸一日いない日もあるし…
もう、勘弁してほしい〜(泣)
夜勤の日は仕方ないと思うけど…あとは遊びだからね!
でも、ママも仕事が大変そうだから、息抜きは必要かなと思って我慢してるけど…。
平日も、バスケの練習があると急に2〜3時間置いていっちゃうの!
週末はほぼ必ずだし、うちの子!?ってぐらい(笑)
おかげで、孫のものと娘のものでひと部屋占領されてるよ〜。
やっと3歳になったけど、トイレトレーニングにもつき合わなきゃだし、まだ先は長いな〜。
キツイな〜(泣)
おばあちゃんからのリアルな感想まとめ
預けられる側の正直な感想は「とにかく大変!!」の一言^^;
これは、孫がかわいいとかかわいくないとかに関わらず、みなさん共通です。
30代でもつらいんだから、そりゃ60代じゃつらいの当たり前ですよね…。
上のケースはたまたまママの実家に預けたパターンでしたが、パパの実家に預けることも考えられます。
姑に預ける場合でも、基本は変わりません。
ただし、人によっては
「母親が子供の世話をしないで安い給料で働いて…」
など、嫌味を言われる場合も!
やむにやまれぬ事情があるなら、その点をよくよく理解しておいてもらいたいものです。
預かる側も預ける側も…ファイト!
姑への子守のお礼はどこまでするべき?
みんなが「大変!」と口を揃える、孫の子守。
一度や二度なら
「お礼なんかいいわよ〜」
と笑って済まされますが、継続的にとなると話は別です。
口では「大げさにしなくていいからね」と言われても、必ず定期的にお礼を形にして渡しましょう。
と言っても、子供を預けるたびにお金で渡すのはお互いに気まずいもの。
預かる側も、お金目当てで預かるのではありませんから、気持ちで用意すれば良いでしょう。
しっかり・バッチリ・気持ち良く!お礼で姑の気持ちをつかもう!
お礼については、初めに
「子供を預かってほしい」と相談した時点で、双方が納得するような形を決めておくのが理想です。
その際、指標として知っておきたいのは保育園等の『一時保育の利用料』
保育園等で実施する『一時保育』の利用料は、一日あたりおおよそ1000円+食事代程度です。
一般的に、これより多くお礼を渡す必要はありません。
月に預けた日数と上記の金額を目安に、毎月決まった時期にお礼を渡すのが無難です。
現金を辞退されてしまった時には、お菓子や商品券も良いでしょう。
旅行に連れて行くなど、親子間ならではの『親孝行払い』もオーケー!
まとめると、以下のようになりますね。
- 毎月決まった時期に現金でお礼をする
- 現金を辞退されたら、お菓子、商品券などにかえる
- 旅行に連れて行く、外食するなどの嬉しい『親孝行払い』も!
ここからは、お礼というより気持ちのお返し!
月に一度くらいは迎えに行った足でそのまま、三世代で夕食を外食にするのも姑には嬉しいもの!
毎回でなくても、手土産代わりにお惣菜を買っていったり、おかずになるものを差し入れしても喜ばれます。
「子供をみてるから、帰りに買い物お願い」と頼まれることも!
協力してもらってるのはお互い様なので、それもお礼の一部と考え、できる限り引き受けましょう。
もちつもたれつ!
親子間ですから、金額よりも気遣いのほうが喜ばれますよ♪
まとめ
姑に子供を預けると、お互いに大変であることは間違いありません。
しかし、子供の面倒を見てもらうのは就学前の一定期間です。
その時は大変でも、あとになって振り返ってみたら
「あの時は大変だったけど楽しかったな〜」
と、思ってもらえることの方が多いのも事実!
- お互いの体調に配慮する
- お礼をしっかりする
- しつけ等、最低限のルールを共有する
など、ある程度の決まり事を設ければ、トラブルを防げます。
孫の成長を知ってもらうには、またとない機会です。
もし預けようかと迷っているならば、勇気を持って話を持ちかけてみては?
孫をもっと身近に感じてもらますよ♪