同居・・・
誰が言い出したんだ、同居するって!!
同居に揉め事はつきもの。
同居でイザコザは当たり前。
でも、大人がたくさんいるから、時にものすごいパワーを産む同居。
子育て世代にとっては、同居のメリットは計り知れません!
『ちょっとだけ子供をみててほしい』
が、すぐ叶う!
こんなにありがたいことはありません。
親世代にしても、家に若い人がいることで、助かることが!
「これ教えて」
「重いものを持つのを手伝って」
「高いところのものお願い」
持ちつ持たれつ!
これぞ、同居のいいところ(笑)
なのに同居を選ぶ家庭が少ないのは……やっぱり、しんどいから!!
でも、同居は辛いだけなのか?
同居するとストレスが溜まって、はけ口が無くなってしまうのか?
特に、実母と嫁の間に立たなければならない旦那様必見!
同居のうまい回し方を以下にご紹介します〜。
実母のストレスは同居が原因?
人間にとって、環境の変化はストレスになります。
子供は順応性が高いので、生活環境の変化にも柔軟に対応できます。
問題は、大人です。
そして、同居の二文字はある日突然やってきます。
息子「母ちゃん、俺…結婚しようと思って!」
母「あら………そうなの」
母ひとり子ひとり、二人三脚でやってきた30年間。
変化は、唐突に訪れた。
気づけば息子は30歳。
専門学校を出て働きだしてから、いつの間にか立場は逆転していた。
母が引っ張ってきた家計は、息子が引っ張るようになり、母はあとに続くように。
そして、母は長年の立ち仕事で酷使した足を引きずって歩くようになった。
母「じゃあ、別に暮らすんでしょ…?」
息子「いいや、母さんの足のこと心配だし…一緒に暮らすよ」
母「えっ?」
息子「彼女も賛成してくれてるから…いいだろ!?」
急転直下。
こうして決まった突然の同居。
第三、第四の人生の転機はここから…。
息子にとっては準備して準備して決意表明した同居も、母にとっては目からウロコ!
出し抜け、出会い頭もいいとこだったりします。
でも、上の例のような場合
「このご時世に望んで、同居してくれるなんて…なんていいお嫁さん!ありがとう!」
と、二つ返事でオーケーしなきゃいけないようなノリですよね(汗)
しかし、考えてみてください。
息子の選んだ相手とはいえ、いきなり見ず知らずの娘さんと三人で暮らすことになるのは、かーなーり!ストレスだと思います。
それはお嫁さんも同様ですが、お嫁さんは若い分まだ救いがあります。
このシチュエーションで、キーマンになるのは当然、息子兼旦那!
同居ストレスを増やすも減らすも、息子兼旦那の手にかかっていますよ〜。
嫁姑が不仲!夫としてどうあるべき?
同居がスタートして、三ヶ月…。
ドキドキ、どぎまぎしていた時期を過ぎると、一定のペースの生活が成り立つようになります。
ぎこちなかった三人が『家族』として動き出し、年中行事や冠婚葬祭などを経験して、距離を縮めていきます。
嫁と姑も、親子になるための努力をするはずです!
しかし、現実は………
姑「お嫁ちゃんは、最近、帰りが遅くない?」
嫁「え……そう、ですか…?」
旦那「最近、仕事忙しいんだろ?」
嫁「(こくん)」
姑「そう…?夕飯はみんなで揃って食べたいから、あと30分早いと助かるんだけどね」
旦那「母さんっ」
嫁「……」
和やかな夕食の風景が、瞬時に張り詰めた空気に。嫁姑の奏でる不協和音が、家の中を揺さぶり出す。
旦那「風呂お先〜」
嫁「……」
旦那「どーした?」
嫁「…私、お義母さんに嫌われてるのかな」
旦那「え?なに、なんで!?」
嫁「『あと30分早く帰ってきて』って…めっちゃイヤミじゃない?」
旦那「……心配してるんだろうし…せっかく夕飯作ってるんだから早めに、ってことじゃないの?」
嫁「仕事終わって『本屋寄りたい』とか『コンビニ寄りたい』とか…無いと生きていけないんだけど」
旦那「……」
嫁「そんなに束縛されなきゃいけないの…!?」
これが同居でもめる元!同居で起こる3大もめ事
『家族』という名の束縛がつらい!
これは同居に限らずですが、結婚すると少なからず相手に合わせる必要があります。
夕飯の時間には、帰宅する。
外出する時は、行き先と帰宅時間を告げる。
休日は、家族で過ごす…。
小学生並みのルールですが、いざ実行しようと思うと
「もっと自由にさせて!」と思うことが出てくるはずです。
そして、家族のルールで動くことがお互い窮屈だと感じ始めたら、それはかなりのストレスになります。
シビアに悩む!お金の問題
家計を共にするようであれば、必ず一悶着出てくるのがお金の問題!
- どちらが家計をやりくりするのか?
- どこまでどちらが負担するのか?
- 負担の割合は?
上記は、誰が働いて家計を支えていくのかにも関わってくる大切な問題です。
特に親世帯が定年を迎えている場合、子世帯に負担がのしかかります。
それが不満となって噴出するというのは、よくある話です。
違いに驚き!生活習慣
一見大したことないように思えて、大きな壁となるのが生活習慣の違いです。
- ご飯とお風呂はどっちが先か?
- お酒はビールか?サワーか?
- 就寝時間など…
上記はほんの一例です。
しかし、ひとつ屋根の下で暮らしてみて初めてわかる生活習慣の差に「ええっ!?」と思うことも、必ずあります。
それを受け入れられれば良いのですが、生理的に受け入れられないと、毎日ストレスを感じることに!
もめ事が起こる前に!トラブル回避に役立つ家族の決めごと
嫁姑の間でもめ事が起きると、困るのは息子兼旦那です。
どちらを取っても角が立つし、頭の痛い問題ですよね。
もめ事が起きたときに考えるべきは『対策』と『再発防止』です
トラブルの芽が小さいうちに摘んでおけば、それ以上不満が溜まることはありません。
逆に放置してしまうと、不満が蓄積していつか大爆発…!
という、最悪の事態を招きます。
まずは、予防策として以下のようなことを事前に話し合っておきましょう。
- 生活サイクル、部屋割りなど家族間のルールを決める
- お金の話はうやむやにしない
- ささいなことも家族に相談する習慣をつける
- 家長を決める
- トラブルがあった時は、家族間で話し合う
また、トラブルが起きたとき、息子兼旦那の立ち位置は中立をキープ!
感情的になると話がどんどんこじれていくので、落ち着いて冷静に、話を聞く側にまわります。
物事の基本中の基本のような話ですが、大切なのは基本に立ち返り、根気よく話し合いを重ねること。
遠回りのように思えて、それが着実な道なのです。
嫁姑を仲良くする方法とは?
姑「見てみて、ほらかわいいでしょ〜」
嫁「わぁ…ちっちゃい!これ、何歳くらいの時ですか?」
姑「まだ産院だから、生後数日ね」
嫁「え〜、すごい!」
嫁と姑の会話で共通の話題といえば、まずは息子兼旦那さん!
あなたの話題です〜(笑)
さらに、女二人でも話が盛り上がるのに手っ取り早いのは『アルバ厶』!!
息子兼旦那の歴史を紐解き、いじり倒す!
お嫁さんの知らなかった人間関係が垣間見えたり、親戚の話や思い出話に花が咲いたり…ひとしきり盛り上がれます。
他におすすめなのは
- 料理の話
- お互いの親戚の話
- 趣味の話
- 姑の苦労話
- 嫁の仕事の話
親戚の話は、基礎知識として共有すべき事柄です。
お互いの趣味や苦労話は、その人の人となりを知る上では欠かせない話題です。
会話に困ったら、それとなく話を振ってみては?
意外なところから、話が弾むかもしれませんよ♪
これさえ守れば!愛され嫁の基本姿勢
日常においてはお嫁さんはお姑さんに教わらなければいけないことが多々あるでしょう。
そんな時、どうすればいいのか?
ずばり、そこは『先生と生徒』に徹します!
常識とか理屈は抜きにして、カレーの作り方から洗濯物の畳み方まで、とりあえずお嫁さんはお姑さんを完コピ!!
これぞ嫁の鑑ともいえる、この姿勢!
完コピですよ、完コピ!
そこの一線を守れば、多少のミスは大目に見てもらえます(笑)
お姑さんからすると、お嫁さんは家と、大事な息子を将来的に支えていく存在です。
その家の伝統、家庭の味、家訓など…託したい思いがあるはずです。
お嫁さんがそこを上手にくみ取ってあげれば、嫁と姑の仲はうまく行ったも同然!!
お嫁さんにとってはちょっとの辛抱ですが、これぞ円満の特効薬なり。
どうぞ、ご参考まで。
まとめ
私の友人で、一時期、4世代同居をしていたという人がいます。
友人、旦那さん、子供、彼女の両親、おばあちゃん、おじいちゃん、さらに妹とその旦那さんと子供の計10人!!
…想像できます?(汗)
身近なところでいうと、サザエさん一家は3世代で7人家族です。
そのサザエさん一家にさらに3人!
どれだけのものかご想像いただけたでしょうか?^^;
同居の理由は、実家の部屋が余っていたから(笑)
友人いわく、当時は毎日戦争だったとか。
友人の実家は、部屋数は多かったのですがもともと単世帯向けの造りだったので、風呂も台所も一箇所のみ。
それを共有すると考えただけでも……ゾゾッ!
背筋が凍る思いです((TーT))ブルブル
当時の友人は、日常すべてがぶっ飛んでいました。
その話を聞いてからは、我が家の悩みなんぞはかわいいものだと思うようになりました(笑)
家族の形はそれぞれです。
同居を選んだ家族には、同居をするだけの理由があり、複雑な事情があります。
同居しなければどんなにか楽だろう!
そう思っても、実際には色々なことを我慢しながらでも同居が必要だったりします。
二世帯同居で円満に暮らす秘訣は、できるだけみんなの我慢を無くすこと!…言うの簡単ですけど、これめっちゃ大事!!
そのためには、やはり初めの旦那さんの立ち回りは重要です!
夫婦も初めは赤の他人。
まして、嫁姑は旦那・息子がいなければ本当に赤の他人!
それが真の『家族』と呼べるようになるまでには、長い年月をかけて培っていくしかないのです。
それには、日頃の心掛け。
小さな努力の積み重ねが、家族の絆を作ります。
小さないざこざにめげず、10年後の幸せを目指して一日一日を過ごしてみましょう。
少しずつではありますが、きっとあなたの求めていた幸せに近づいていきます。
同じ同居の悩みを抱えるもの同士、頑張っていきましょう〜(^o^)/