宿題をしなさいと言ってもなかなかしてくれない‥。
「終わったらゲームさせてあげるから、宿題しなさい。」
なんて、子どもを物で釣っていませんか??
実はこれ、間違った教育方法なんです。
子どもがやる気を見せるし宿題をちゃんと終わらせることができるので問題ないように思えますが、子どもはゲームがしたいだけで、宿題にやる気を見せているわけじゃないんですね。
これじゃあ、毎回ご褒美がないと宿題ができない子に育ってしまいます(T_T)
子どもにやる気を出させる一番の方法は
「褒めること」
上手に褒めて、子どものやる気スイッチを押してあげましょう!
今回は、物で釣らなくても子どもをやる気にさせる方法についてご紹介します。
物で釣る子育て法はどうしていけないの?
物で釣る子育て法とは
「お手伝いしてくれたらお小遣いをあげるよ。」
「運動会で1位になったらオモチャを買ってあげる!」
「テストで100点とったらケーキを買ってあげるよ。」
こんなふうにご褒美を提示して、子どもにやる気を出させているママも多いんじゃないでしょうか。
私も子どもの頃、お小遣い欲しさにお手伝いや勉強を頑張ったものです。
でも実はこれ、絶対にしちゃダメなしつけ方法なんです!
では、なぜダメなのかご説明しますね。
ご褒美がないと行動しなくなる
「お手伝いしてくれたらお小遣いをあげるよ。」
そうママに言われた子どもは「ご褒美がもらえるなら頑張る!」と、お手伝いをしてくれるでしょう。
しかしこれって、ご褒美があるからお手伝いをしただけで、自分から動いたわけではありません。
この子は次回、「お手伝いをして」と頼んでも、ご褒美が用意されていなければしないでしょう。
ご褒美がもらえることが当たり前になってしまうと、子どもが自主的に動かなくなってしまいます。
見返りを求めるようになる
ご褒美がもらえることを覚えてしまうと、なにかにつけて見返りを求めるようになります。
「お手伝いしたらお小遣いあげるよ。」とあなたが言わなくても「お手伝いするからお小遣いちょうだい。」と子どもから言うように(°_°)
ひどくなると
「300円じゃないとお手伝いしない。」なんて言い出す可能性もあります。
そんな意地汚い子に我が子を成長させたくないですよね(T_T)
子どもをご褒美で釣るのはいいの?
小さなご褒美で釣る
「物で釣るのがダメなのはわかったけど、小さなご褒美をあげるのもダメなの??」
ここでいう小さなご褒美とは、
- お菓子をあげる
- 小さな子なら抱きしめてあげる
- 好きなDVDを見せてあげる
などのことです。
結論から言うと、答えはNO!
小さなものでも、慣れてしまえば、いずれ大きなものを要求するようになったり、ご褒美なしでは行動しなくなったりする可能性があります。
ご褒美を出すタイミング
でも、子どもが頑張ったらご褒美をあげたくなる時もありますよね。
大切なのはご褒美を出すタイミング!
では、いつご褒美をあげればいいかというと、
「子どもが行動してから」
それではポイントを説明しますね。
先にご褒美があることを教えない
「宿題やりなさい!」
「えー、やだー。」
いちいち言って聞かせるのもめんどくさいし
「宿題したらお菓子あげるよ?」
なんて、物で釣りたくなりますよね。
しかしここは言葉で言って聞かせてください!
大切なのは、先にご褒美があることを教えないことです。
わざわざご褒美があることを伝えてしまうと、ご褒美がないと宿題のできない子になってしまいます。
「頑張ったからお菓子あげるね」
と、宿題をした後にご褒美をあげる方が
「頑張ったから褒めてもらえた」
という気持ちが子どもの中に残り、宿題を頑張ることのできる子どもに育てることができます。
ご褒美はお金やおもちゃなど、大きなものは辞めましょう。 少しのお菓子や、好きなテレビを見せるなど、簡単なものが望ましいです。
毎回ご褒美をあげない
ご褒美は大人でいう「ボーナス」のようなものだと思ってください。
毎月ボーナスをもらっていたら、ボーナスのありがたみが減るし、もらえなかった月は「今月はボーナスなしかよ!会社もせこいな」なんて思っちゃいますよね。
子どもも同じで、毎回ご褒美があると、もらえた時の喜びが減ってしまいます。
「最近頑張ってるからご褒美をあげたいな」
と、あなたが思った時に、ご褒美をあげてくださいね。
言うこと聞かない子にも有効!物で釣る方法以外でできる教育法
子どもをやる気にさせるために一番有効なのが「褒めること」です。
褒められるのって嬉しいですよね。人間は褒められて伸びる生き物なんです。
ここでは効果的な子どもの褒め方についてご紹介しますので、ぜひ実践してみてください♪
してほしいことを褒める
「してほしいことを褒めるって??」
と思われたかもしれませんが、内容は単純です。
例えば、宿題をさせたいのなら‥
「〇〇君は、帰ったらすぐ宿題できるよね!」とあなたが言えば、「宿題なんかしないよ!」なんて言われるかもしれません。
でも、子どもの中では「宿題してみてもいいかなぁ。」なんて気持ちが芽生え始めてます。
数分後には机に向かい始めますよ。
「~しなさい!」と怒るのは逆効果。怒られると反抗心が勝って逆にその行動をしたくなくなります。
やる過程を褒める
「宿題できてよかったね!」
と、結果だけ褒めるママがよくいますが、結果も大事ですが、過程も褒めてあげてください。
例えばあなたがマラソンをしているとして、ゴール地点で応援してもらうのも嬉しいですが、走ってる途中にも応援してもらえると頑張って走ろうってやる気が出ますよね。
それと同じで、途中の時点でも褒めてもらえると、子どものやる気はぐんぐん伸びます。
ほんの些細なことでもいいんです。
「字が綺麗だね!」
「隅まで綺麗にそうじしてくれてる!」
など、少しオーバー気味なリアクションで言うと効果アリです。
ココに注意
「〇〇君は、不器用だから」のようなマイナス発言は辞めましょう。子どもの自尊心を傷つけるし、やる気も削いでしまいます。
まとめ
今回は、物で釣らなくても子どもをやる気にさせる方法についてご紹介しました。
物で釣る子育て法で育った私ですが、小学校高学年くらいからご褒美の意味のなさに気づいた母から、ご褒美をもらえなくなりました。
で、ご褒美がもらえなくなってどうなったかというと‥
勉強は変わらずしましたが、お手伝いは全くしなくなりました。
なぜ勉強はしたかというと、単純に好きだったから。
今思えば、ご褒美なんかなくても勉強はしていただろうなと思います。
私の体験からいうと、
「ご褒美に効果はない!」
なので、物で釣るのはオススメできません。
たくさんたくさん褒めてあげて、たまーに小さなご褒美をあげるのが、一番子どもも嬉しいし、効果的ですので、ぜひ実践してみてくださいね♪