「今年の年末年始は地元に帰れそうにない…」
そんな時、頭を悩ませるのが、新年の挨拶とともに渡すお年賀。
昔からお世話になっている人や、義両親には贈っておきたいですよね。
最近では、お年賀を直接渡せない場合、郵送するという方も増えてきました。でも、元々は手渡しするべきものですから、マナーはしっかり守らなければいけません。
そこで今回は、お年賀を郵送する時に気をつけることについてご紹介します。
相手に失礼がないように、感謝の気持ちと新年の挨拶を伝えましょう( ^ω^ )
こんなときどうする? お年賀を郵送するときに知っておきたいこと
お年賀を贈る必要性
お年賀とは、年始の挨拶をする時に、挨拶の品として持参するものです。
お年賀を贈ることによって、「昨年お世話になったことへのお礼」と、「今年もよろしくお願い申し上げます」という気持ちを伝えます。
品物は、お菓子やお酒など、相手が好みそうなものを選ぶのが一般的。
※もしお歳暮を贈ったのならば、お年賀を持参する必要はありません(お年賀は昨年の感謝の気持ちも込められていますからね)。
お年賀は手渡しするのがマナー
お年賀は基本的に手渡しするのがマナーです。
でも、お中元やお歳暮は郵送するのが一般的ですよね。
なぜお年賀だけは郵送NGなのかというと、そもそもの目的が「新年の挨拶」だからです。
新年の挨拶をしたついでにお年賀を渡す、いわゆる付属品な訳ですね。なので、挨拶なしでお年賀を送るというのは元々おかしなことなんです。
しかし最近では、お歳暮と同じように、郵送で送る人も増えてきました。昔と違って、地元を出て就職したり結婚する方が増えたからですかね(^ ^)
なので、どうしても手渡しすることができない場合は、郵送しても失礼とは捉えられないでしょう。
「直接手渡したかったけれど、それができないので郵送しました」という旨を一言添えておくといいですね。
お年賀に込める気持ちと「のし」の有無
お年賀に「のし」をつけるべきか悩む方もいると思います。
結論からいうと、お年賀にはのしをつけて贈るのがマナーです。
もともと「のし」は、お祝いごとの際に贈答品に添える飾りです。なので、お年賀にのしがないと、「お正月ってお祝いごとじゃないってこと!?」となってしまい、相手に失礼ですので気をつけてくださいね。
また、のしをつける時には、水引に種類にも注意しなければいけません。
水引の種類と意味は以下の通りです。
- 「結び切り」 ⇒ 一度で終わる
- 「あわじ結び」⇒ 二度と繰り返さない
- 「蝶結び」 ⇒ 何度あっても嬉しい出来事
※お年賀は、何度あってもいいお祝いですから、蝶結びの水引を使ってくださいね。
これで安心! お年賀につける「のし」の書き方と郵送マナー
「のしをつけることは分かったけど、表書きはどうすればいいの?」
そんな方のために「のし」の書き方を詳しくご説明します!
また、郵送マナーについてもご紹介しますので、失礼のないようにきちんと押さえておきましょうね(^ ^)
お年賀につける「のし」の書き方
「のし」には「濃い色の墨」で書きます。
※「薄墨」は香典など不幸ごとの際に使用するものなのでとっても失礼!注意してくださいね。
表書きは「御年賀」と書きます。
そして、水引の中央の結び目の下に、表書きの「御年賀」より少し小さめにフルネームを書きます。
直接渡すのではなく郵送ですから、誰からのお年賀なのかしっかり書いておく方が親切です。
また、名前を大きく書くと、主張している感があって押し付けがましくなってしまうので気をつけてくださいね。
お年賀を郵送する際のマナー
お年賀を郵送する際のマナーとして気をつけるポイントは 2点あります!
- 自宅から送る
- 送り状を添える
※お年賀を買った店から直接相手の家へ送るというのは失礼な行為。必ず自宅で一度引き取り、自宅から相手に送るようにしましょう。
また、本来は手渡しするべきものを郵送するのですから、送り状を用意します。
- ご挨拶がおろそかになってしまったことを詫びる言葉
- 相手の今年の幸運を祈る言葉
を書いて送ってくださいね。
お年賀を郵送する際は、年始から1月7日までに届くように注意しましょう。
まとめ
今回は、お年賀を郵送する時に気をつけることについてご紹介しました。
お正月ですから、相手が留守にしている場合も考えられますよね。なのでお年賀は、賞味期限が短いものは避けた方が良いと思います。
相手が受け取った時に賞味期限切れてるなんてことになった失礼すぎますからね( ; ; )
食べ物じゃなくてもタオルや洗剤などもよく贈られていますよ。賞味期限が関係ないので安心です( ^ω^ )
せっかく築いた人間関係を壊さないためにも、マナーをしっかり守ってくださいね。