子供が友達とケンカをして帰ってきたら、心配になりますよね。
なんだかしょんぼりして元気のない様子を見ていると、胸が痛くなってきます‥。
早く解決してあげたいな〜と思ってしまいますが、
子どものケンカに親が介入するのはNG!
私は以前、小学校の先生をしていましたが、親が子どもたちのケンカを仲裁して良いことがあった試しがありません(^^;
必ずこじれます(笑)
子どもの成長のためにも、親がむやみに口出しをしないというのは大切なことです。
だけど、親が介入しなきゃいけないケンカももちろんあります。
子供からのヘルプサインは、絶対に見逃しちゃダメ!
そこで今回は、子どものケンカに親が介入するタイミングについてお話ししていきたいと思います。
上手に手助けをしてあげれば、お子さんも笑顔になってくれますよ(^ ^)
子供同士の喧嘩トラブル!親は不介入が基本って本当?
子どものケンカには、親が介入しない方がいい!
教師時代、私は身にしみてそう感じました。
どうして親は口出ししない方がいいのか、その理由についてお話ししていきますね。
人間関係力を身につけさせるため
人間関係って、友達とぶつかり合って学んでいくものです。
子供は、いろんな人の考え方や相手の立場に立って考える力を身につけている途中。
子供が衝突するたびにいちいち親が解決してあげていたら、どうなると思いますか?
敷かれたレールの上でしか生きていくことのできない人間になってしまうかもしれません。
なので、子供の成長のためだと、グッと堪えることも大切なんですよ。
親がヒートアップしてしまうから
一方の親が出てくると、相手の親も出てくることになります。
親同士が話し合うと、こじれることが多い!
誰でも自分の子供が一番可愛くて守りたいですからね。
子供同士は仲直りできたとしても、親の間にはわだかまりが残ることが多々あります^^;
それがキッカケで「あんな親の子供とは遊んではダメよ!」なんてことにもなりかねません。
余計にこじれる可能性があるから
親が介入したことが原因で、ケンカがこじれる可能性も十分あり得ます。
「親に言ったな!」と、相手の子の怒りがさらに燃え上がることも(°_°)
親の手前、モヤモヤしたままなのに口だけ謝るって子もいますからね。
そのせいで、ただの小さなケンカがいじめに発展する可能性もあるので注意が必要です。
やっぱり心配!子供が喧嘩して帰ってきたら親としてどう対応する?
親が介入しない方がいいと言われても、やっぱり子どもの落ち込んでる姿をただ見てるのはモヤモヤしますよね。
介入はしないとしても、子どもの話を聞いてあげることはOK!
気持ちが整理しやすいように導いてあげるのは、お母さんのお仕事ですよ( ^ω^ )
子供がケンカをして帰ってきたときの対応の仕方について説明しますので、ぜひ試してみてくださいね。
ただただ話を聞く
まずは、優しく「どうしたの?」と声をかけてあげてください。
「またケンカしたの〜?」「誰と?なんで??」なんて、質問責めにしてはダメ!
お母さんは、子どもの話をただただ聞くだけ!
子どもの目をしっかり見て「そっか。うん。うん。」と、頷きながら受容してあげることが大切です。
ココに注意
子供が話したくなさそうなら、無理に聞き出すのはNG!
子供から話したくなるのを待ってくださいね。
何がいけなかったのかを考えさせる
話を聞いただけでは、おそらくお子さんは「自分がされて嫌だったこと」しか話さないと思います。
自分がしたことや相手の気持ちは考えられていないんです。
なので、お母さんには「考えるヒント」を出してあげてもらいたい!
「〇〇くんは、どうしてあなたにそんなことを言ったのかな?」
「あなたに〇〇されたとき、〇〇くんはどんな気持ちだったと思う?」
というふうに、一緒に考えてあげてください。
自分の言葉で話すうちに、「自分のココが悪かったかもしれない」と、子供は気づくことができますよ。
どうしたいのか考えさせる
自分のしたことや相手の気持ちに気づけた子は、この時点で結構反省しています。
「僕も悪いところがあったんだ。」って、心が成長したんですね(^ ^)
そこで言ってほしいのが「あなたはこれからどうしたい?」という言葉!
そうすると「仲直りしたい」「ごめんなさいをしたい」という言葉が子どもの口から出てくると思います。
「そうだね!すごいね!」ってその気持ちをしっかり褒めてあげてください。
謝ることに執着する必要はありませんよ。
ささいなケンカなほど、翌日には忘れて何もなかったように楽しく遊んでいるものです(笑)
翌日子供が笑顔で帰ってきたら、もう気にしなくても大丈夫ですからね。
こんなときは親の出番!子供の喧嘩に介入するべきタイミング!
子供のケンカに親は入らない方がいいと、散々言ってきました。
だけど、子供だけじゃ解決できないこともあります。
そんな時は、緊急事態なので親の出番!
介入するタイミングを説明しますので、お子さんの様子をしっかり見てあげてくださいね。
手を出した・出された場合
口喧嘩じゃなく、暴力を振るった、あるいは振るわれた場合は、親が介入すべきです。
特に、あなたの子供が暴力を振るった場合は、必ず先生に連絡を入れて、相手の子がケガをししていないか確認してください。
放っておくと、のちのち揉めることになるかもしれません( ; ; )
子供のケンカとはいえ、暴力は絶対にダメ!
自分が加害者の場合も、被害者の場合も、親が間に入って事の重大さを伝えてあげるべきです。
いじめに繋がりそうな場合
些細なケンカがキッカケだったとしても、それがいじめにつながる可能性があります。
ココがポイント
ケンカが集団対一人の場合は要注意!
集団で無視されたり、仲間外れにされている場合は、すぐに先生に相談する!
集団が相手だと、お子さんは孤立してしまいますよね。
これって精神的にかなりツライです。
先生に伝えて、しっかり様子を見てもらってくださいね。
子供がSOSを出している場合
子供がSOSを出した時は、すぐに手助けをしてあげて!
でも人間って、深刻な時ほど言葉にして「助けて!」って言えないんですよね‥。
なので、子供の様子をしっかり見てあげてほしい!
ココがポイント
子供のヘルプサインを見逃すな!
- 何日間も落ち込んでいる
- 食欲がない
- 一人で泣いている
お子さんはとってもツライ状態なので、すぐに行動してあげてくださいね!
第三者を挟むと冷静に話し合えるし、子供も先生がいた方が安心できますよ。
まとめ
ケンカを解決するときに一番大切なのは、子供の気持ち。
子供がどうしたいと思っているのかを、しっかり聞いてあげてくださいね。
だけど、学年が上がってくると、親のことを心配させたくないと、なかなか相談できないことも出てくるかもしれません。
そんな時は、子供の様子にしっかり目を配って、SOSサインを見逃さないように!
先生と連携して、親子で解決してあげてくださいね。