夏になると熱中症が怖いですが、大人だけじゃなく小さな赤ちゃんでも熱中症にかかることがあります。
子供はもともと、大人よりも体温が高いですもんね( ; ; )
かわいい赤ちゃんを熱中症にはさせたくないですよね。
大人は熱中症予防に塩を摂取するから、赤ちゃんにもいつもより多めに塩分をあげよう‥
これ、絶対にしてはダメです!!
赤ちゃんの塩分の取りすぎは、死につながるケースもあります(T_T)
そこで今回は、赤ちゃんが夏に必要な塩分量についてご紹介します。
熱中症予防方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね(^ ^)
赤ちゃんも大人と同じように夏に塩分が必要なの?
赤ちゃんに塩分は必要?
熱中症対策に塩分をとる人も多いんじゃないでしょうか?
夏になると、塩分の入った飴や飲み物などが売り場の目のつくところに並びますよね。
室内でも熱中症になるケースがあるから、赤ちゃんにも塩分を取らせた方がいいのかもと思うママもいるかもしれませんね。
結論から言うと、夏だからといって赤ちゃんに塩分をとらせる必要はナシ!
赤ちゃんはまだ身体の作りが未熟ですので、塩分は害になることの方が多いんです。
母乳や離乳食にも塩分は含まれていますから、いつも通りとっていれば心配はいりませんよ( ^ω^ )
こまめな水分補給が大切
塩分をとらないなら、赤ちゃんはどうやって熱中症対策をしたらいいの?
夏は、赤ちゃんにこまめな水分補給をしてあげてください。
暑いから冷たい飲み物を‥と思うかもしれませんが、冷たい飲み物を与えすぎるとお腹を壊すことがあります。
できれば常温の飲み物がいいですね。
もちろん、人肌の母乳やミルクでも大丈夫ですよ(^ ^)
また、ジュースは糖分が多く含まれているので、水分補給としては向きませんので注意してくださいね。
寝ている間に汗をかいて脱水になることも!寝る前の水分補給を忘れないようにしてくださいね。
1歳児が塩分の摂り過ぎで死亡したことも
2015年8月に、盛岡市の保育所で1歳の赤ちゃんが塩を多量に摂取させられ亡くなった事件は記憶に新しいですよね。
故意だったのか、そうでないのかはわかりませんが、赤ちゃんが塩分を摂りすぎると危険ということが世に知れ渡った事件だったと思います。
1歳児だと、小さじ一杯程度(5〜6g)の食塩を摂取すると死亡する恐れがあります。
赤ちゃんはまだ腎臓の機能が未熟なので、塩分が濃いものには身体が耐えられないんです。
塩分の濃度が高いものを摂取すると、一気に脱水症状になってしまいます(°_°)
怖いですよね( ; ; )
なので、夏だからといって塩分をいつも以上にとるのはNG!
あえて塩分を増やす必要はなく、他の季節と同じ食事で大丈夫です(^ ^)
普通の食事をしていれば、小さじ一杯程度の塩分を一気に摂取することはまずありえませんので安心してくださいね。
赤ちゃんに必要な塩分量を知って夏をのりきろう!
赤ちゃんはどのくらい塩分が必要か知っていますか?
適切な食塩摂取量を知って、与えすぎないように気をつけてくださいね。
食塩摂取量の目安
一日あたりの食塩摂取量の目安は以下の通りです。
- 6〜11カ月 → 1.5g
- 1〜2歳 → 3g
- 3〜4歳 → 4g
これはあくまで目安で、1.5g必ず毎日とらなきゃいけないってわけではありません。
どちらかというと、これ以上とると摂りすぎです!という目安だと思ってください。
特に1歳未満の赤ちゃんは塩分を意識して摂取させる必要は全く無いです。
味付けのために、すこーしだけパラっとさせるだけで十分!
カツオだしや昆布ダシにも塩分は含まれていますし、それだけで大丈夫なんですよ( ^ω^ )
ココに注意
下痢や嘔吐がある場合は、体液が排出されているので経口補水液が必要です。
赤ちゃん用のイオン飲料を飲ませてあげてくださいね。
熱中症予防の食べ物
赤ちゃんの熱中症は、食べ物で予防することができます。
一番大切なのは、栄養バランスのとれた食事!
普段から栄養を考えた食事を食べさせてあげてくださいね。
そして、夏本番になったら、熱中症を予防する効果のある物を食べさせましょう(^-^)!
寒天
寒天は水分を体内に長く留めておける食材。
そのまま寒天ゼリーにしてあげてもいいですが、もっと簡単な方法があるんです。
お粥やお味噌汁など、水分の多いものに混ぜてあげてください(^o^)
水分たっぷりだけど、水などより吸収が遅いので、熱中症対策にはぴったりな食材です♪
トマト
トマトはビタミンCを多く含むので、夏の暑さから身体を守ってくれます。
さらに水分もたっぷりですよね( ^ω^ )
そのまま食べるだけじゃなく、スープにするなど調理方法もたくさんあるので離乳食に使いやすいです。
トマトを与える際は、皮は湯むきしてあげてくださいね。
うちの息子は喉に詰まらせたことがあります(°_°)
ほうれん草
汗をかくと、塩分だけじゃなくカリウムも一緒に失われてしまいます。
このカリウムが足りないと、体内に水分を保つことができなくなってしまうんです。
ほうれん草はカリウムがたっぷり♪
疲労回復効果もありますので、夏にオススメの食材です。
カリウムを多く含む食品は他にも、バナナ、ひじき、じゃがいもなどがあります。
まとめ
今回は、赤ちゃんが夏に必要な塩分量についてご紹介しました。
赤ちゃんにあえて塩分を与えることは危険!
夏は塩分ではなく、水分をしっかり補給してあげてくださいね。
また、部屋の温度にも気をつけましょう!
赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、夏は大人以上に暑さを感じています。
冷やしすぎもいけませんが、上手に冷房を使って調節してあげてくださいね。