3歳の子でも虫歯になります!
1歳、2歳のときよりも虫歯になるリスクはぐーんと上がるんです。
その大きな原因は食生活の変化。
大人と同じ物を食べるし、甘いお菓子も食べるようになりますよね。気をつけていても虫歯になってしまうことはあります。
3歳にして虫歯がたくさん!そんな子には特徴があるんです。
そんな子の特徴から、虫歯の進行を止める方法まで詳しくお話しします(^^)
あなたが知ることで、お子さんの虫歯の進行を止められる可能性がありますよ!
3歳で虫歯だらけになる子供の特徴は?
まだ小さい3歳の子供が虫歯だらけ!
その理由は歯磨きが出来ていないだけではありません。
虫歯が多い子供の特徴
歯質が弱い
生まれつき歯の質が弱い子がいます。
実はママのお腹にいる頃から歯は形成されているんです!その時点で歯質が完成しなかった…などの原因があります。
メリハリのない食生活
甘いものを食べすぎるのはもちろん良くないですが、それより大事なのは食べ方です。
食事中、食後は口の中が酸性になります。しばらくすると唾液の働きで、正常に戻ります。
ですが…、だらだら食べていると口の中は常に酸性になります。
※酸性=歯を溶かす。虫歯になりやすい。
デンタルネグレクト
育児放棄をネグレクトと言いますが、これをお口のケアに言い当てた言葉です。
デンタルネグレクトとは…
親が子供の歯の治療を受けさせない。またきちんとケアをしてあげないこと。
そういう子は専門家から見るとすぐに分かります(>_<)
逆に言うと、歯質が弱いから虫歯が多い子と、デンタルネグレクトによる虫歯だらけの子は判別できます。
意外と多い?3歳で虫歯になる割合
3歳の子が虫歯になる割合は、どれくらいだと思いますか?
それは平均で 10〜25% です。
思っていたより多いですか?少ないですか?
25%というと4人に1人の割合ですよね…。
治療が大変なだけでなく、乳歯が虫歯だらけだと永久歯に影響することもあるんです!
生え変わるんだから大丈夫と思っている人が多いですが…要注意です!
私も実際に見たことがあります!
4歳の男の子で乳歯のほとんどが虫歯。。。
レントゲンを撮ると歯茎に埋まっている永久歯がすでに溶け始めている…
毎週毎週、治療に通って歯医者にもすっかり慣れて…そんな可哀想な思いは誰にもさせたくないです(;_;)
すぐ始めよう!子供の虫歯の進行を止めるためにできること
虫歯の初期段階は、表面が白濁した感じになります。そこから黒くなったり穴が開いたりします。
初期で気付いたらそこで食い止めることもできますよ(^O^)
重点的に磨いて、フロスもきちんとかける。そういったケアで進行を止められる場合も☆
あとは歯医者に行った時、あらかじめ虫歯になりやすい所をカバーする方法があります。
それが “シーラント” です!
歯科衛生士が担当することが多く、主に奥歯の溝を埋めます。
噛み合わせ面の凸凹は見た目よりも深いんです!だから虫歯になる前に、きれいに消毒してコーティングします。
シーラントにより虫歯のリスクが半分以下になったというデータもあります!
シーラントのメリットは他にも…
いざ治療が必要になったときに、シーラント処置の経験がある子の方がスムーズに進みます(^^)
家庭でのケアにしても、シーラント処置にしても定期検診は必須です!
長くても半年に一回は歯医者さんに行きましょう♪
まとめ
3歳で虫歯がある子は10〜25%!
それは歯磨き不足だけが原因じゃないです。
虫歯が多い子の特徴
- 歯質が弱い
- メリハリのない食生活
- デンタルネグレクト
どれが原因なのかは、歯医者さんが見たらだいたい分かります。
その原因を知る為にも受診は欠かせません(^^)
虫歯の進行を止めるには
- 定期的な歯科受診
- シーラント処置
- フッ素塗布
特にシーラントは歯科衛生士として、とてもオススメです(^^)
歯科治療の練習のようなものなんです。
キーンと削ったりしないものの、風を当てたり唾液を吸ったり…上手に出来るとお子さんの自信にも繋がりますね♪
虫歯になったら削って治療するだけでなく、予防や進行止めが出来ること。
それをあなたが知っているだけで、お子さんのお口の環境を守ってあげられますよ(^^)