「家に帰ると、ついついゲームをやってしまう」
「休日は気がつけばゲームにのめり込んでいる」
「子供と一緒にゲームをやっていて、奥さんに怒られてばかり」
深刻になってしまうと健康被害まで及ぼす『ゲーム依存症』。
ゲーム依存症に陥りやすいのは、男性が多いと統計的にわかっています。
一つのことに集中しやすい性格がそうさせるのか?
熱が入りすぎてしまうからなのか?
自分が父親であるという立場も忘れて、子供と一緒にゲームに熱中してしまうお父さんもいるのだと言うから驚きです。
依存と聞くと抵抗を感じるかもしれませんが、1日に何時間もゲームをしたり、せっかくの休日をほぼ丸々ゲームに費やしてしまう…それは間違いなく依存症です。
父親がゲーム依存症かもしれない!
もしそうなった時にどうすればいいのか?
原因はなんなのか?
ゲームをやめさせる方法はあるのか?
病院で治療を受けた方が良いのか?
など、見過ごせない現代病
『ゲーム依存症』にまつわる、数々の疑問に答えます☆
父親のゲーム依存!実態調査!
休日、遅く起きてきたうちの旦那。
遅めの昼ご飯を済ませて、始めたのは…。
ゲーム!
私が買い物から帰宅すると、旦那が姿を消していた。
よく見ると、部屋にこもって…。
オンラインゲーム!!
夕飯の後、なにやらスマホを眺める旦那。
これは嫌〜な予感…。
やっぱり、ゲームアプリ!!
私が話しかけても、返ってくる答えは、、、
「うんうん」
「そうだね」
「後でやるから」
こんなもん(怒)
いまどき、ロボットだってもう少し気の利いた返事をするわー!!
子供との会話もゲームばかり。
父親がゲームばかりしていたら子供達にも良くないし…どうすればいいの〜!?
これってゲーム依存症?危険度チェックリスト!
以下の項目にあてはまるか、チェックしてみましょう。
半分以上当てはまったら、ゲーム依存症の可能性ありです!要注意!
- ゲームをしていると時間を忘れてしまう
- 一度ゲームを始めると、やめようと思っても、なかなかやめられない
- 家族や友達より、ゲームの時間が大事
- 何よりもゲームを優先してしまう
- ゲームをしていない時間は、ゲームのことばかり考えてしまう
- ゲームが気になって、仕事も手につかない時がある
- ゲームで目標を達成するのが何よりも嬉しい
- ゲームの仲間がいればそれでいい
- ゲームの邪魔をされるとイライラしたり、怒鳴ったりする
- ゲームがない生活は考えられない
- 「健康に良くない」「家族に悪い」と思いながらも、止められない
ゲームに依存してしまう原因って?
そもそも、なんで旦那はゲームにハマっちゃったんだろう…。
結婚する前から、ゲームとかマンガが好きな人とは知っていたけど、こんなじゃなかったはず!
週末にはドライブに行ったり、たまに釣りに出かけるくらいの趣味はあったはずなのに…。
これって、ストレス?
それとも病気?
本人はなんとも思ってないの?
誰か助けてー(泣)
どうしてゲームにのめり込むの?原因を分析!
ゲームに深入りしてしまうのには、いくつかの原因があります。
大きくは、以下の3つです。
- ゲームをする環境
- ハマると抜け出しにくいゲーム
- ストレス、現実逃避
1.ゲームをする環境が整っていると、大してやりたくなくても気軽にゲームができてしまいます。
2.ハマると抜け出しにくいゲームに捕まると、抜け出すのが困難です。
3.本人がストレスを抱えていて、ゲームをすることで現実逃避している可能性は大いにあります。
これらが複雑に絡まり合うことで、ゲーム依存症へと進行してしまうのです。
以下で詳しく分析してみましょう。
1.ゲームをする環境に問題がないか?
- 家庭内でゲームをする時間、場所のルールが明確になっていない
- 家族が注意しない
- ゲーム端末、パソコン、スマホなど、ゲームをできる環境が複数あり、どこにいてもゲームができてしまう
2.一度ハマると抜け出しにくい、ハマりやすいゲームとは?
- ゲーム内にコミュニティがある
- コレクション要素がある
- 人対人の対戦モードがある
- チームプレイができる
3.仕事や家庭でストレスを抱えていないか?
- 職場の人間関係はうまく行っているか?
- 仕事上で大きなトラブルやミスは無いか?
- 家庭内でトラブルは無いか?
ゲーム依存に有効な治療法ってあるの?
旦那がゲーム依存症かもしれない…。
このまま放っておくわけにも行かないし、どうすれば…。
相談員「お困り?」
えっ!?
相談員「そんなときは、家庭内で抱えていないで専門機関に相談よ!これを見て!」
『ゲーム依存症』に悩む人のために、頼れる相談先!
悩みを家庭内で抱え込んでしまうと、解決の糸口が見いだせないことがあります。
同じように悩む人は大勢いますから、ぜひ専門機関に相談してみましょう。
- 地方自治体が運営する『精神保健福祉センター』
- 同じ悩みを抱える『依存症患者の家族会』
- 『ネット依存症外来』の窓口がある専門病院
- 依存症患者の相談ダイヤル、メール相談窓口
まとめ
本人に改善したい意思があったとしても、なかなか抜け出せないのが
『依存症』です。
軽度の場合は、本人に危機意識があり
「やめたい、やめなきゃ」
と、葛藤状態にあることも。
その場合は、まず家庭で取り組める対処法を試してみましょう。
- 一日のゲーム時間を記録する
- ゲーム以外の趣味や生きがいをみつける
- ゲームの時間が少しずつ減らせるよう、無理のない範囲で目標を立てて取り組む
本人に改善の意思があれば、このような取り組みをすることで改善が見られるでしょう。
本人に改善の意思がなく、健康状態や日常生活に支障が出ている場合には、専門機関へ相談することをおすすめします。
専門家に相談することで解決の糸口を見いだすとともに、家族の精神的負担も大幅に和らぐことでしょう。
ただし、依存症は簡単に無くなるものではありません。
完全に抜け出すには、1年以上の長いスパンで見守ることが必要です。
依存症は克服できる病気です。
一進一退の繰り返しでも、諦めず気長に見守っていきましょう。