子供のネガティブな発言は、お母さんにとって悲しいし心配になりますよね。
もしかしたら子供に「マイナス思考の癖」がついているのかもしれません。
それは、お母さんの無意識の言動が原因だったりします。
この記事では、この思考の癖はどのように作られるのか、どのように対応したらよいかを書いていきます。
子供がマイナス思考になる最大の原因とは?
子供がマイナス思考になる最大の原因は、親の影響かもしれません。
なぜなら、子供は一番身近な人(母親)の行動や口癖を学習してしまうからです。
また、親から否定的な言葉を言われることで、自分にネガティブなイメージをもち、マイナス思考になったりします。
たとえば、コップに水が半分あったとします。お母さんがいつも『もう半分しかない』と言っていると、子供も半分しかないと考えるようになります。『まだ半分ある』という考え方ができません。
また、『もう半分しかない』と言う子供に対して『なんでそんなこというの? 半分もあれば十分でしょ!』など否定的なことを言うと、子供は自分に自信ががもてなくなります。
『半分しかない』と考える自分はダメな子なんだ・・・と思ってしまうからです。
否定的な言葉だけでなく『こうあるべき』という言葉も同じです。
『もう半分しかない』と思ってしまうのに、『まだ半分もあると思いなさい!』と強要されてもつらくないですか?
『否定』も『こうあるべき』も、「そのままの自分ではダメだ」と言っているのと同じことです。
「自分はダメだ…」と思っている子供がプラス思考にはならないですよね。
このように子供がマイナス思考になるのは、お母さんが無意識にマイナスの言動をしているせいかもしれません。ですから、お母さん自身の言動を一度振り返ってみるのも大切かもしれませんね。
マイナス思考癖がついてしまった子供への2つの対応
子供の話を最後まで聞いて共感してあげる
子供の話を最後まで聞いて共感してあげることで、子供の「自己肯定感(じここうていかん)」が高まります。
自己肯定(じここうてい)とは自分で自分を認めてあげる、自分は大切な存在だと思えることです。
ようするに『自分のことが好き』という感情です。
共感してもらうことで、子供は「ありのままの自分でいいんだ」と思えるようなります。
『水がもう半分しかない』と考えたとしても、「自分はダメな子だ…」とは思わないということです。
ネガティブな感情も子供の心の声です。
100%ポジティブでいることなんて誰もできません。それを否定したり、怒ったりすると、ありのままの自分だとダメなんだと思って自己肯定感は低くなってしまいます。
自己肯定感が低いとマイナス思考になりやすくなります。
ですから、子供の自己肯定感を高めるためにも子供の話は最後まで聞いて共感してあげるようにしたいですね。
ポジティブな言葉に変換してあげる
ポジティブな言葉に変換してあげることで、プラスの思考に代えてあげることも大切です。
これまでマイナス思考の癖ができていたわけですから、これをプラス思考に代えてあげるわけです。
たとえば、子供が「コップに水がもう半分しかない」と言ったとします。
「ほんと半分しかないね(共感)でも、半分で足りるかもしれないし大丈夫だよ。足りなかったらその時考えよう(プラス思考)」
という感じです。
同じ事柄でもプラス思考とマイナス思考では「真逆の見方」になります。
ですからプラスの見方ができるように、ポジティブな言葉に変換してあげることが大切ですね。
まとめ
お母さんの無意識の言動が、子供に影響を与えてしまうことは大なり小なりあることです。
子供がネガティブな発言をするのも、お母さんの無意識の言動のせいかもしれません。
でも、だからといって自分を責める必要はありませんよ。子育てをして自分の思考の癖に気づけたのです。お母さん自身もプラス思考の方が楽しくないですか?
お母さんがプラス思考でごきげんでいれば、子供もきっとプラス思考になっていくと思いますよ。