「言葉の発達が早いとアスペルガー症候群の可能性がある」
このように聞いたことはありませんか?
発達が早いのに障害の可能性!?と戸惑ってしまう方も多いと思います。
しかし、言葉が早いというだけでは、アスペルガー症候群だとは断定できません。言葉の発達は個人差が大きいので、ただ「成長が早い子」だという可能性があります。
でもやっぱり・・・「もしかしたら…」って心配になりますよね…。
そんな時は、アスペルガー症候群の特徴を知って、あなたのお子さんに当てはまるかどうか判断してみてください。
今回は、アスペルガー症候群の判断基準についてご紹介します。
2歳で異様に言葉が早いと心配したほうがいい?
2歳の娘が、すでに大人と同じレベルの会話ができるほど言葉の発達が早い。
私はどちらかというと良いことだと捉えていたのですが、友人の一言で考えが一変。
「それってアスペルガーじゃないの?」
考えもしていなかったことに戸惑いネットで検索すると、どんどん不安に・・・
自分の子供に障害があるかもしれないと指摘されたら不安になりますよね(T_T)
病院に連れていった方がいい?
言葉の発達が早いだけで決めつけるのは良くない?
可愛い我子のことだから、なおさらいろいろ考えてしまいます・・・。
平均的な2歳児の言葉の特徴とは?
まずは、2歳児の平均的な言葉の発達段階を確認しましょう。
赤ちゃんは1歳を過ぎると「ママ」「ワンワン」などの単語を話し始めます。早い子だと1歳半を過ぎる頃には「ミカン タベル」などの2語文を話し始めます。
では、2歳の言葉の発達段階はどの程度なのでしょうか?
2歳児は言葉の爆発期
2歳は一番言葉の発達が著しい時期で「言葉の爆発期」といわれています。
語彙数もグンと増え、2語文、3語文を話すようになります。
大人の言葉もある程度理解しているので、意思疎通もできることが増えていきます。
しかし、言葉の発達は個人差が大きい!
言葉の発達が遅かったり早かったりして心配になるママは多いですが、気にすることはなかったという場合も多々あります。
※男の子より女の子の方が言葉の発達が早いと言われています。
2歳児の言葉の発達段階
言葉の爆発期といわれる2歳児ですが、発達段階の目安は
- 自分の名前が言える
- 色の名前が言える
- 体の部位の名前が言える
- 言葉をマネする
- 意味のある単語を話せる
- 語彙数は約300語
- 同年代の子と会話ができる
個人差が大きく、ペラペラ喋る子もいれば、やっと2語文を話せるようになる子もいます。
言葉は話せるかどうかより、理解できているかが大切!
言葉が遅れていても理解できていれば大丈夫だし、逆に言葉が話せるのに理解ができていないと問題があります。
言葉の早い遅いだけで心配する必要はないということですね( ^ω^ )
アスペルガー症候群の特徴を知り早めの相談が◎
アスペルガー症候群かどうかは、言葉の発達だけではわかりません。
アスペルガー症候群の特徴をご紹介しますので、自分のお子さんに当てはまるかどうかチェックしてみてください。
アスペルガー症候群の特徴
アスペルガー症候群は発達障害のひとつで
- コミュニケーションの問題
- 対人関係の問題
- 限定された物事へのこだわり・興味
と、大きく分けて3つの症状があります。
では、2歳ではどのような症状が出るかを説明しますね。
何度も説明しないと理解できない
2歳にもなると、怒られたことを学習して繰り返さなくなります。
しかしアスペルガー症候群の子は、その都度一から説明しないと理解できません。
同じことを何度も悪気なく繰り返すようなら注意が必要ですね。
友達と遊ばず一人で遊ぶ
2歳くらいになると、友達と一緒に遊ぶことができるようになります。
しかしアスペルガー症候群の子は、友達の輪に入ろうとしない子が多いです。
人間関係をうまく築けない、そもそも他人に関心を持てないということが原因と考えられます。
表情を読み取ることができない
表情を読み取ることができないというのは、大人でいう「空気が読めない」ということ。
母親が怒っていてもお構いなしだったり、友達が嫌な思いをしているのに気づかなかったりします。
言われなければ相手の気持ちに全く気づけないというのが特徴です。
専門機関に相談する
もしも少しでも不安に思うなら、専門機関に相談することをオススメします。
なぜなら、
- アスペルガー症候群だったら → 早期療育ができる
- アスペルガー症候群じゃなかったら → 安心できる
相談して損をすることはひとつもありませんよ(^ ^)
子供の場合の専門機関は、
- 保健センター
- 子育て支援センター
- 児童発達支援事業所
がありますので、一度電話してみるといいですよ。
※小児科に相談して障害の疑いがある場合、専門機関を紹介してもらえることがあります。
まとめ
今回は、アスペルガー症候群の判断基準についてご紹介しました。
- 言葉の早い遅いだけではアスペルガー症候群だと判断できない
- 言葉が理解できているかが重要
- 何度も説明しないと理解できない
- 友達と遊ばず一人で遊ぶ
- 表情を読み取ることができない
- 専門機関に相談する
言葉の発達だけでは判断できないということがお分かりいただけたでしょうか?
もし言葉以外でも当てはまることがあるのなら、一度専門機関を受診してみることをオススメします。
思い過ごしならそれで安心できるし、思い過ごしじゃなくても、子供のためにはできるだけ早い発見が必要です。
アスペルガー症候群は小さい頃から療育を始めると、その後の発達が大きく異なるそうです!
気になることがあるなら一度相談してみてはどうですか?
- ○○市 保健センター
- ○○市 子育て支援センター
- ○○市 児童発達支援事業所
上記のようなキーワードで検索すると、お近くの相談できる施設が出てくるはずなので、「電話」もしくは「問い合わせフォーム」から相談してみてくださいね。