「今のビクってなる動き、なに‥?!!」
初めて赤ちゃんのモロー反射という動きを見たら、「何かあったんじゃないか?」と心配になりますよね。
でも安心してください。
モロー反射は病気ではなく、みんな経験するものなんです。
モロー反射とよく似ているのが「点頭てんかん」!
もしてんかんだった場合は病院に行く必要があります(°_°)
モロー反射とてんかんの特徴を知って、大丈夫かどうか見極めてみてください。
今回は、モロー反射とてんかんの違いについてご紹介します。
これですっきり!モロー反射とてんかんの違いとは?
子どもがいつもと違う動きをすると、不安になってしまいますよね。
動きが似ているモロー反射とてんかんの違いをご説明します!
モロー反射とは
モロー反射とは、新生児の時にだけ起こる原始反射の1つです。
大きな音などの急な刺激にビクッと驚き、手足をびくびくさせて何かに抱きつこうとする動きをします。
モロー反射の特徴
- 寝ている時にビクッとなる
- 驚いたように腕を伸ばして指を広げる
- ゆっくりと何かに抱きつくような動きをする
アドバイス
点頭てんかんとは
点頭てんかんとは、大脳の神経細胞からの過剰な放電によって、てんかんの発作を起こす慢性の脳疾患です。
発作が連続して起きるのが特徴で、うなずくような動きや身体を折り曲げる動きなどを、数分間繰り返すことがあります。
点頭てんかんの特徴
- 起きている時に突然頭がガクッと垂れる
- 手足を縮めたり伸ばしたりする
- 5~40秒ごとに繰り返し動き、発作が一日に何回も見られる
繰り返し発作が起こることと、起きている間に起こることが、見極めのポイントです!
注意
モロー反射はいつまで見られるの?消失時期とは
モロー反射が見られる時期
モロー反射は、個人差はありますが生後3〜4ヶ月頃まで見られます。
遅くとも一歳までには消えます。
うちの子は4ヶ月くらいまで起こってましたね。気づいたら反応しなくなってました。
モロー反射が消えない場合
モロー反射が一歳を過ぎても消えない場合は、脳性麻痺の可能性があります。
モロー反射と脳性麻痺の症状もまた似ているので、モロー反射の期間を過ぎても症状が出る場合は脳性麻痺を疑いましょう。
また、モロー反射が弱い、全く見られないという場合は、「核黄疸」であるかもしれません。核黄疸は治療が遅れると脳性麻痺につながることがあります。
どちらにしても、なにか不審に感じることがあれば、病院を受診して相談してみてくださいね。
ポイント
モロー反射で赤ちゃんが泣きださないための簡単対処法
モロー反射は病気ではないので心配はいらないのですが、反射でびっくりして赤ちゃんが泣き出してしまうことってありますよね。
泣いてる赤ちゃんも可哀想に思えるし、お母さんも赤ちゃんを泣きやますのは大変です。モロー反射への簡単な対処法をご紹介しますのでぜひ試してみてください( ^ω^ )
おくるみで包む
赤ちゃんは、お腹の中にいた時と似た環境にしてあげると落ち着くそうです。
お腹の中に似た環境を作るのに役立つのが「おくるみ」!
身動きがとれないくらいに顔以外を全て包むようにしてあげてくださいね。
寝る時専用のおくるみもありますよ♪
⇒スワドルミーおくるみ
添い寝する
赤ちゃんが何かを探したり抱きつくような反応をするのは、お母さんを探しているからなんだそうです。
抱っこして寝かせていない限り、睡眠中は布団の上でママと触れ合っていないですよね。
モロー反射がよく起きる赤ちゃんの場合は、添い寝をしてあげるといいです。
隣に寝てあげていたら反射が起きてもすぐに抱きしめてあげたり、 手を握ってあげたりできますね。
大きな音を立てない
大きな音に反応してモロー反射がよく起きる場合、音を立てないようにするのが一番です。
私は赤ちゃんが寝る時間に合わせて家事などの用事はやめ、赤ちゃんといっしょに寝てました。
家が狭くてボロいので、どうしても音が響いてしまうので(笑)
自分の睡眠時間も確保できるし、結構良かったですよ(^ ^)
アドバイス
赤ちゃんの反射が終わるまでの期間だけですので試してみてください♪
まとめ
今回は、モロー反射とてんかんの違いについてご紹介しました。
- モロー反射は寝ている時に起こる
- てんかんは起きている間に繰り返し発作が起こる
- モロー反射は生後3〜4ヶ月頃まで
- 消失しない場合は脳性麻痺の可能性がある
- おくるみで包む
- 添い寝する
- 大きな音を立てない
掌の上に指を置くとギュッと握ってくれたり、赤ちゃんの原始反射って、可愛いですよね。
そんな可愛い反射ですが、他と違ったりなかなか消えないと不安になります。
そんな時はモヤモヤしたままにせず、一度お医者さんに相談してみるのが一番です。
病気だった場合は、早期発見が大切ですから(^ ^)