離婚して1人で娘を育てていくことに‥。
「母子家庭になるけど、子供に悪い影響がありそうで心配‥。」
1人での子育てはとっっても大変ですよね・・。
しかし忙しい中でも、あなたの子供との関わり次第で、いくらでも娘さんを立派な大人にすることは可能です!
実は私、両親が5歳の時に離婚していて母子家庭で育ちました。
そんな私の経験も踏まえて、娘目線からお話ししていきますね(^ ^)
今回は、母子家庭での娘の心理と、豊かな心を育むポイントについてご紹介します。
母子家庭が及ぼす娘への心理的変化とは?
離婚を決断した時、一番に考えるのは子どもへの影響ではないでしょうか。
いない方がいいレベルの父親なら切り捨ててしまった方がいいでしょうが、母親だけの家族というのは、やっぱり両親揃った家庭より、子どもにとって良くはないということを考えなければいけません。
母子家庭が子どもに与える心理的影響を3つまとめました。
自分の気持ちを閉じ込める
母子家庭だと、母親は家事、育児、仕事を1人でこなさなくてはいけませんよね。
これはとっっても大変なことです。
そうすると、一番削られるものは何かというと、「子どもとの時間」なんですね。
私も母に相手にして欲しくて甘えたけれど、「今忙しいから!」とよく言われました。母が大変なのは子どもながらにわかっていたし、母の機嫌をこれ以上悪くしたくもない。それに何度言っても断られるだけ。
そのうち自分の気持ちに蓋をして我慢するようになりましたね。
大人を信用できなくなる
母子家庭で育った子どもは大人を信用できなくなります。
一番身近な存在である父親に裏切られたんですから、当然と言ってしまえば当然です。
さらに私が一番嫌だったのが、「母子家庭の子」として見られること。
良いことをすれば、「母子家庭なのにすごいね!」
反対に悪いことをすれば、「これだから母子家庭は。」
憐れんだり蔑んだりする気持ちも、自分が大人になったら理解できますが、当時はものすごく嫌で、本当に大人が大嫌いで信用できませんでした。
母子家庭とか抜きで、1人の人間としてみて欲しかったんです(笑)
父親という存在がわからなくなる
母子家庭のお母さんは、母親の役割も、父親の役割も背負って頑張りますよね。
そうすると子どもにとっては「父親」という存在がわからなくなります。いなくても生活が成り立ってるわけですからね(笑)
私は近所に叔父の家族が住んでいて、よく通っていたので、叔父が父親像としてあったので、そこまで苦労はありませんでしたが、同じく母子家庭で育った友人は、「結婚したけれど自分に父親がいなかったから、旦那にどこまで家事や育児を求めるべきなのかわからない。」と言ってました。
片親家庭で育った子どもの離婚率は3倍になるとどこかで見たことがあるんですが、その原因は父親の存在意味がわからないことにあるんじゃないかと私は思います。
母子家庭での女の子の性格は?
同じ母子家庭でも育て方によって性格は全く異なってくると思いますが、ここでは、こういう性格になりやすいという、母子家庭育ちあるあるを紹介します。
しっかりしている
母子家庭で育った女の子は、わりと自分のことは自分でできるしっかりした子が多いです。
- 頼りたい時に母親が忙しくて頼れない
↓ - 自分でなんとかするしかない
↓ - 1人でできるようになる
というパターンだと私は思います(^ ^)
1人でできることが増えると、母親としては楽だと思いますが、「1人で大丈夫ね!」と、なんでも任せてしまうのは良くありません。
たまには時間を作って一緒に何かができるといいですね。
どこか冷めている
母子家庭で育った子は、どこか子供らしくない子が多いです。
一番身近な父親を失い、母親も忙しくて甘えられないことが原因でしょうか。
私もとっても冷めた子どもでした(笑)
大人があからさまにわざとらしく、「すごいね〜!」って褒める時ってあるじゃないですか。
大抵の子供なら喜ぶところなんでしょうが、私は、「別にすごくないし。」とか真顔で言っちゃう子でしたね(笑)
なんとも可愛くない!
大人の顔色をよく見て育ったから、表情だけじゃなく心の中の気持ちも読めるようになってたのかなと思います。
承認欲求が強い
たいていどの子にも当てはまる特徴が、「承認欲求が強い」!
お母さんと過ごす時間が少なく、また密な関わりができないので、誰かに必要とされたい、認められたいという気持ちが風船のように膨らんでしまうんです。
なので一度自分の味方をしてくれたり、気持ちを理解してくれた人には心を開きやすいです。
ここで気をつけなければいけないのが、男性関係。
口だけ上手いこと言う人ってたくさんいますよね。
そんな男にも引っかかりやすくなってしまう危険性もあるので、注意しなければいけません。
日頃から認めてあげたり、スキンシップをとることで、お子さんの承認欲求をうまく満たしてあげましょう。
母子家庭は結婚に不利とは言わせない!豊かな心を育む3つの方法
「母子家庭だから結婚に不利?」
経験者の私の答えはNO!
大切なのは親の育て方で、母子家庭かどうかは全く関係ありません。
母子家庭育ちでも、幸せな結婚をしている方は沢山います。
しかし、母子家庭は一般的な両親の揃った家庭とは違うわけですから、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。
母親1人で育児を頑張ることは大変なことですが、お子さんのために頑張ってくださいね!
子供との時間を大切にする
仕事をしながら家事・育児をするのは本当に大変。
仕事が休みの日は、ついゆっくり遅くまで寝ていたくなります。
しかし、子どもと関わることだけは絶対ないがしろにしないでください!
私、結構母に放置されていた子どもだったんですが、だんだんと大人になるにつれて、自分が親に大切にされていないって思うようになりました。
そして中学生になり思春期が来たとき、ものすごい反抗期が来ました(笑)
そんなことにならないためにも、お子さんとの時間を大切にしましょう(^ ^)
しかし残念ながら、子どもと過ごす時間は、質より量が大切です‥。でも、量がダメなら質を上げるしかない!!!
あなたが仕事が休みの日だけでも、子どもと向き合う時間を作ってくださいね。
なにかを一緒にすることは、信頼関係を築きます。スポーツや料理などがオススメです。
しつけはメリハリをつける
お子さんとの時間が少ないからといって、ついつい甘やかしたくなる気持ちはわかりますが、それでは子どものためになりません。
しつけにはメリハリが大切です。
具体的に言うと、褒める時は褒めまくる!怒る時はしっかりと!
まずは、たーくさん褒めてあげてください(^ ^)
どんな小さなことでもいいです。
子供はお母さんに褒められるのが一番嬉しいので、承認欲求がとても満たされます。
そして、悪いことをした時はビシッと怒ってください。
怒ることはお母さんも子供も辛いことですが、「これだから母子家庭の子は‥」なんて私みたいに言われるたくないですよね?
ダメなことは、きちんとダメな理由を教えながら怒ることが大切です。
怒鳴るというより言いきかせる感じで、「あなたが同じことをされたらどう思う?」と、相手の立場に立って物事を考えれるようにしてあげるといいですね。
感情的にならない
仕事や育児でストレスがたまると、感情的になりやすくなります。
私の母はまさにこのタイプで、仕事で嫌なことがあったのか、疲れていたのかは知りませんが…。そんなイライラMAXモードの時に、私がお味噌汁をこぼしたことがあるんです。
ものっっっすごく怒られました(笑)
アラサーになった今でも覚えているほど傷ついたんです(T_T)
こんなことが日常茶飯事で、イライラモードの母は、私にとって歩く地雷でした(笑)
親の顔を伺ってビクビクする子供になんてなって欲しくないですよね?
あなたはイライラしても子どもに当たることはしないでくださいね。
自分にあったストレス解消の方法を見つけてください(^ ^)
まとめ
今回は、母子家庭での娘の心理と、豊かな心を育むポイントについてご紹介しました。
「なんでうちにはお父さんがいないの?」と、娘さんがいつか悩む日はおそらく来ます。
私も悩んだし、母と父を恨んだこともありました。
しかし、絶対にいつかお母さんの気持ちがわかる日がきます。
私は自分の子どもが生まれた時に、母は1人で育児に家事に仕事に、私のためにどれだけの努力をしたのだろうかと、初めて母の頑張りと有り難みがわかりました。
今ではとっても仲良しです(^ ^)
片親になってしまったことはもうどうしようもないことです。問題はそこから、どう子供と関わっていくか!
娘さんとあなたに幸せが訪れますように(^-^)