「ペースト状の10倍がゆに慣れてきたら、次はお野菜を ひとさじ ずつあげてみてください」
私も栄養士として、このように指導をする事があります。
でも、野菜っていっても、たくさんの種類がありますよね?
どれが赤ちゃんにとって良いのか…はじめて食べるものだから慎重になっちゃう気持ちもわかります。
そこで、今回は「離乳食初期」から使える野菜をご紹介したいと思います!
同じ野菜というカテゴリーの中であっても、 やはり「離乳食初期から使える野菜」となると絞られてきます。
はじめて食べるのにオススメな野菜とその理由、逆になぜ初期では食べさせないのかを栄養士として詳しく書いていきますね♪
離乳食初期に野菜は何から食べさせたら良いの?
野菜はビタミンも豊富で食物繊維も入って身体に良いから、赤ちゃんにもたくさん食べさせてあげたい!
そう思いますよね。
でもね、たくさん野菜を食べさせるにしても、段階を踏んでいってもらいたいのです。
私たち大人も、最初からモリモリ野菜を食べていたわけではありません。今、赤ちゃんにしてあげようとしているような、離乳食の段階を経て食べられるようになっているのです。
だから、

っていう考えはダメなんです〜!
ママが好きなものを食べさせるのは?
例えばアボカド!
私も好きな野菜なんですが、食べごろのアボカドって舌で潰せるくらい柔らかいから、離乳食初期でも食べられそうな気がしませんか?
でも、初期からあげるのはオススメしません。
アボカドは"森のバター"と言われる程に脂質の多い野菜です。まだ胃腸が未成熟な赤ちゃんにはこの脂質は負担になってしまいます。
※様々な意見がありますが、あげるなら後期まで待ったほうが良いと私は考えています。
このように、食形態だけを見れば良さそうだけど、含まれる栄養素などの面で控えたほうが良かったりします。
なので離乳食初期にあげる野菜は、胃腸の負担になりにくく、潰しやすいものが理想的なんです。
あと、甘味もあれば赤ちゃんの胃袋GETです(笑)
離乳食初期にNGな野菜とは
先にアボカドをあげましたが、他にも初期には食べさせないほうが良い野菜があります。
大まかに分けるとそれは…
- アクが強いもの
- 刺激が強いもの
- アレルギーの可能性があるもの
などです。
アクが強いもの
れんこん、たけのこ、ゴボウ・・・など
刺激が強いもの
生姜、とうがらし、にんにく・・・など
アレルギーの可能性があるもの
長芋、さといも・・・など
長芋はアボカド同様、柔らかくて食べやすそうですが、商品表示法により、「可能な限り表示するよう努めること」となっている推奨品目20品の中に入っているので、初期に食べさせなくても、気をつけたい食材です。
※その他にも、「オクラ」「ピーマン」「きゅうり」などは苦味や青臭さなどがあるので、初期には向いていません。
離乳食初期でも食べられる野菜の種類と作り方
では、離乳食初期に食べさせても良い食材とはなんなのかというと、
人参・かぼちゃ・ほうれん草・小松菜・大根・かぶ・玉ねぎ・白菜・キャベツ・ブロッコリー(花蕾)・・・などたくさんあります!(笑)
特に、人参や かぼちゃ は甘味があり赤ちゃんも食べやすいので、はじめての野菜にはうってつけです!
初期での離乳食の作り方のコツは
- よく火を通す
- 裏ごしする
ほうれん草などの葉物は茎部分は使わずに、柔らかい葉の部分だけをクタクタになるまで茹でてから裏ごしします。
まだ噛むことができない赤ちゃんは、ヨーグルトほどの滑らかさが ごっくんしやすいので、目安にしてみてください。
まとめ
ちょっと作るのに手間のかかる離乳食初期の野菜ですが、手間をかけて作った分、全部食べてくれたら喜びに震えます(笑)
やっぱり赤ちゃんは甘いものが好きなので、かぼちゃなどの甘い野菜で機嫌をとりながら、離乳食進めていってください!
まだ離乳食始まったばかり!
フレー!フレー!ママ!!