
「もう5歳になったのに、なんで夜泣きが終わらないの?」
なかなか終わらない子どもの夜泣きに悩まされているお母さん、それ、「夜驚症」かもしれません!!
幼児の夜泣きは、赤ちゃんの頃の夜泣きとは別物なんです(°_°)
夜泣きじゃないと言われると、「なにか病気なのか?」と心配になるかもしれませんが、「夜驚症」は病気ではありませんのでそこはご安心を( ^ω^ )
じゃあ「夜驚症」って一体なんなの?!
今回は、気になる「夜驚症」の症状と原因についてご紹介します。
子供が夜泣きをまだする!5歳になっても泣く理由とは?
「夜泣き」というと、赤ちゃんがするものというイメージですが、幼児でもすることがあります。
長い期間する子もいれば、全くしない子もいるなど個体差があるので、明確な原因は解明されていませんが、だいたい2歳までには自然となくなるそうです。
5歳になっても夜泣きとなると、ちょっと不安になりますよね(T_T)
もしお子さんが、大声で泣き叫ぶなどパニックを起こすようでしたら、それは夜泣きではなく夜驚症かもしれません!
夜驚症とは、主に学童期に多い睡眠障害の一種です。
では、夜泣きと夜驚症は何が違うのでしょうか?
夜泣きと夜驚症の違いとは何か?
夜驚症の症状
夜驚症は、寝ている時に急に目が覚めてパニックを起こしてしまうのですが、
具体的には下記のような症状が見られることが多いです。
- 急に大声で泣き叫ぶ
- 強い恐怖の表情や顔をしている
- 走り回ることもある
- ひどく汗をかく
- 呼吸や動悸が早くなる
数分から数十分でおさまり、眠りに着くことがほとんどですが、症状が出ている間は大人の姿が見えていなかったり、声が聞こえなかったりするそうです(°_°)
まさにパニック状態ですね‥。
しかし、翌朝本人が自分が大騒ぎしたことを覚えていることはほとんどない!
これが夜驚症の大きな特徴です。
子どもに覚えていないことを追求すると不安になるので、見守ってあげてくださいね。
夜泣きと夜驚症の違い
「夜泣き」と「夜驚症」は似ている部分も多いですが、違うものだとされています。
「夜泣きの特徴」
「夜泣き」は理由がなく夜に突然泣き出すことです。
大人があやすと徐々に落ち着いてくることがほとんどですよね。
オムツを替えたりミルクをあげたり、何をしても泣き止んでくれない時もありますが‥。
「夜驚症の特徴」
「夜驚症」は、ただ泣くのではなく、何かに恐怖しているような様子で泣き叫びます。
しかも、大人が落ち着かせようとしても効果がないことが多いです(T_T)
時には呼吸困難や動悸が早くなるなどの症状が現れることもあるので注意が必要です。
夜驚症だと判明!5歳の子の場合の原因とは?
脳の未成熟
夜驚症の原因は、脳が未成熟なためだと言われています。
なぜ脳が未成熟だと夜驚症が起こってしまうことがあるんでしょうか?
人間の睡眠は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を繰り返していることは聞いたことがありますよね。
- ノンレム睡眠とは、脳は眠っているけど身体は起きている状態
- レム睡眠とは、脳は起きているけど身体は眠っている状態
このノンレム睡眠中に何か刺激が起こると、うまく起きることができなくてパニックになってしまう‥。
脳が深い眠りについている時に急に起きてしまうというアクシデントに、未成熟な脳はうまく反応できないんです(°_°)
ストレスが原因
夜驚症の原因は、日中のストレスであるとも考えられています。
- 怖い経験をした
- 友達と喧嘩をした
- 引っ越しをした
- 運動をしてすごく疲れた
など、大人にとってはなんてことないことでも、小さな子どもにとってはストレスになり得ます。
このようなストレスを強く感じると、それが夜驚症という行動となって現れることがあります。
楽しい体験が原因
ストレスだけでなく、楽しかった経験も原因となることがあります。
- 旅行した
- 遊園地に行った
- 友達と遊んだ
など、楽しくて興奮しすぎることがきっかけとなってしまうんです。
「ワクワク興奮して眠れない」というように、興奮することは睡眠になんらかの影響を与えるということでしょう。
楽しかったことが原因になるなんて、かわいそうですね(T_T)
アドバイス
走り回ったりする場合を考えて、危なくないように環境を整えて起きましょう。
まとめ
今回は、夜驚症の症状と原因についてご紹介しました。
夜驚症が起こると親も驚いてしまってどうしたらいいのか困ってしまいますよね。
しかし、今のところ良い対処法は見つかっていないんです(T_T)
子どもが泣き叫ぶのを見守ることしかできないなんて、なんとももどかしいですね‥。
どうしても不安だったり、長期にわたって症状が出るようなら、
小児科や精神科に一度相談に行ってみてくださいね。