幼稚園の発表会はどのように役決めしてる?配役に隠された意図とは‥

「幼稚園で発表会の練習が始まった様子。でも、浮かない表情の我が子。どうやら希望の役につけなかったようだ。」

もしあなたの家庭でこのようなことがあったら、どのように対応しますか?

実はこの問題、よくある話なんです。

わたしが幼稚園の先生として働いていた時も、毎年のように保護者からの相談がありました。

この時期になり連絡帳を開くと、「お、今年も書いてあるぞ」と思うほど。

発表会は幼稚園生活の中でも大切な行事。できれば、希望の役をやらせてあげたいもの。私も親なのでその気持ちは痛いほどわかります。

しかし親が先生に配役を変えるようにお願いするのは、ちょっと待って!

先生たちは、役決めから本番まで、意図を持って子供たちに取り組ませている可能性があります。

今回は、発表会の配役に隠された先生たちの意図や、幼稚園ではどうやって役決めをしているかを包み隠さずお話しします。

幼稚園の発表会...役決めはどうやってるの?

さて、気になる幼稚園での役決めの方法。適当に決めていると思っていませんか?

実は違うんです。

決め方は主にふた通り。

「先生が決める場合」と「子供たちが話し合って決める場合」です。

まずはその二つの違いをお話しします。

 

先生が決める場合

配役を先生が決めるのは、子供たちがまだ話し合いができる年齢でない場合です。

2歳児や3歳児だと、子供同士で話し合って決めることがまだ難しいですよね。そういった場合は先生が配役を決めます。

 

子供たちが話し合って決める場合

少し成長した4.5歳児クラスでは、話し合って配役を決めるようになります。

なぜなら、子供たちが自分の思いを言葉にできるようになってくるから。

この話し合いがとっても重要なんです!

わざわざカリキュラムの中に「話し合いの時間」が組み込まれているほど。それだけ、時間をかけて「子供たちに話し合ってほしい」と思っているんですね。

次の見出しで詳しくお話ししますが、そこには先生たちの大きな意図が隠されています。

 

幼稚園の発表会の役決めの方法はふた通りあることがわかりました。「先生が決める場合」と「子供たちが話し合って決める場合」です。

どちらの場合も、適当に決めているわけではありませんよ。

 

役決めに隠された先生たちの意図とは?

先程、役決めには意図があるとお伝えしましたね。

こちらも「先生が決める場合」と「子供たちが話し合って決める場合」に分けてお話しします。

 

先生が決める場合の意図

「先生が決める」というと、適当に役決めをしているように思われがちですが、それは違います。

どんな意図があるかというと、「子供たちに平等に見せ場をつくる」ということ。

具体的にお話しすると、発表会の劇などの演目で目立たない役だった場合、他の行事でその子供に活躍してもらおうと思っている可能性があるということ。

先生は、普段の保育の中で子供たちの個性をよく把握しています。

「この子供には運動会の選手宣誓をしてもらおう」

「この子供には卒園式で園児代表をしてもらおう」

など、その子に合った見せ場を考えている可能性があるんです。

発表会一つとってみても、劇などの配役だけでなく「はじめの言葉」や「終わりの言葉」「合奏で目立つ楽器」など、見せ場がたくさん。

思わぬところで、あなたのお子さんにぴったりな見せ場が与えられているのかもしれませんよ。

 

子供たちが話し合って決める場合の意図

子供たちが話し合って決める場合の意図は「本番だけでなく、役決めや練習などの過程も含め成長に繋げたい」ということ。

例えば、役決めの話し合いの中だけでも、

「自分で意見が言えるか」

「友達の思いを認めてあげられているか」

「意見を譲り合えているか」

など様々なことが学べますよね。

先生たちは、その過程をとても大事にしているんです。

しかし、子供たちの話し合いは完璧ではありません。自我を通してしまう子もいれば、意見を全く言えない子もいます。

その結果、希望の配役になれずに、お家で不満を漏らす子供がいるわけです。

そのような場合の対応は次の見出しで詳しくお話ししますね。

先生たちは「子供たちに平等に見せ場をつくる」「本番だけでなく役決めや練習などの過程も含め成長に繋げたい」という意図を持って役決めをしています。

 

希望の役ができなかった子供への対応はどうする?

先生たちの意図がわかると、大人であれば「希望通りの役ができない場合もある」ということがわかりますが、子供はそうはいきません。希望の役ができずに、もしくは話し合いで意見が通らずに、煮え切らない思いをしているかもしれません。

そんな時には、まず発表会に期待を持たせるような「前向きな言葉がけ」をしてみましょう。

例えば

「希望の役でなくても、あなたの役は素晴らしいんだよ」

「どんな役でも、スポットライトが当たってお客さんから見たら輝いているんだよ」

このような言葉がけで、落ち込んでいた気持ちを切り替えられる子が意外と多いんですよ。

 

それでもだめなら「先生の意図を、子供でも分かるような言葉で説明」してあげます。

「今回は残念だったけど、次の行事ではいい役がもらえるかもしれないから、頑張ろう!」などです。

話し合いでうまく意見が言えなかったのうであればその時の様子を聞き、どう発言すればよかったのかを一緒に考えてみてもいいですね。

成長につながりますよ。

 

そこで本人が納得できれば解決ですが、納得できないようであれば、一言、先生に落ち込んでいる我が子の様子を伝えてみてもいいかもしれません。

配役を変えて欲しい!というような要望には答えられない場合も、子供の気持ちに寄り添ってくれる先生はたくさんいるはずです。

希望の役ができずに落ち込んでいる子供には「前向きな言葉がけ」と「先生の意図を、分かりやすい言葉で説明」することでサポートしてあげるとよいでしょう。

 

まとめ

発表会の役決めは「先生が決める場合」と「子供たちが話し合って決める場合」の2パターン。

適当に決めているのではなく、そこには先生たちの意図があります。

それは1年間の子供の見せ場を平等にすることや、役決めの話し合いから本番までの過程で子供たちを成長させること。

希望の配役につけず、落ち込むようなことがあった場合は前向きな言葉がけでサポートしてあげましょう。

あなたのお子さんを、ママやパパに頼らないと何もできない子供にしないために「役決めをやり直して欲しい!」などと幼稚園に強く要望することのないようにしたいですね。

-保育園・幼稚園

Copyright© ne-MaMa , 2020 All Rights Reserved.